応援コメント

生と死の夜会 Ⅵ」への応援コメント

  • 連載再開、お待ちしておりました。「夢の中にいるみたい」な感覚は物語冒頭からありましたが、なにか見たことも聞いたこともない世界に足を踏み入れた気がします。それにしても、権力や有力者たちの時代を越えた胡乱な振る舞い(現実世界でもそうですが)や、佐伯氏の「大人」ぶりを見てると、得体のしれない怪異や死者の世界と、道理の通った人間や生者の世界、という常識的な二項対立なんてあまり当てにならないように思えてきます。続きを楽しみにしております、というより一度時間があるときに最初から全部読み直してみないと……。

    (細かい突込みですが、「キリル文字」はあっても「キリル語」という言語は無いように思います。意図的な造語でしたらご容赦ください)

    作者からの返信

    さっそくのお目通しとコメント、ありがとうございます。

    ぶっちゃけ人間という奴は、富や権力を握れば握るほど、子供っぽいガキ大将に退化してしまう傾向がありますよね。
    まあ、ビンボが昂じて老害化するケースも少なくないですけど。

    ともあれ狸は、理不尽な強者に虐げられた犠牲者が、死後に祟る話が大好きです。子供の頃から、四谷怪談のお岩さんの大ファンだったりもします。
    当然この話も、たぶん、力いっぱいそんな方向に転がっていくのだろうなあ。

    キリル語の件、狸の造語でもなんでもありません。そう、キリル語なんて、この世のどこにもありません。うっかり書き飛ばして、推敲でも見逃してしまっただけです。
    ああ恥ずかしい。
    しかし、恥の多い生涯を送ってきた狸ですので、近頃は数秒で居直れるほど老成しました。
    今後ともバシバシ突っ込んで、居直らせていただければ幸甚です。