【天壌霊柩】 主要登場人物

◎ 哀川拓也たくや ――東北の蔦沼市に住む、高校一年生。文武両道で人望の厚い模範的生徒だが、真の性格は孤独で特異。


◎ 青山裕一ゆういち ―― 高校一年生。拓哉の中学時代の同級生。拓也とは対照的に自由闊達かったつで陽気な少年だが、拓哉とはお互いに一目置いている仲。


佐伯さえき沙耶さや ―― 高校一年生。中学時代のいじめ事件の被害者。


◎ 池川光史こうじ ―― 高校一年生。中学時代のいじめ事件の加害者。


◎ 杉戸伸次しんじ ―― 高校一年生。中学時代のいじめ事件の加害者。


◎ 犬木茉莉まり ―― 高校一年生。中学時代のいじめ事件の加害者。


◎ 兵藤信夫 ―― 大手週刊誌『週刊文潮』の記者。


◎ 坂本京三 ―― 同右。ただし、すでに死んで地下の住人と化している。


◎ 麻田真弓 ―― 高校一年生。自他ともに哀川拓也の恋人と認めている才色兼備の少女だが、拓也の本心は微妙。


◎ 伊藤京子 ―― 高校一年生。青山裕一と、いわゆるバカップル的な仲。性格も裕一同様に明るい。


◎ 椎名加津夫かつお ―― 高校一年生。拓哉の中学時代の同級生。青山裕一の幼馴染おさななじみだが、性格は浮き世離れして、飄々ひょうひょうとした少年。


◎ 佐伯康成やすなり ―― 沙耶の父親。

 

◎ 佐伯綾子 ―― 沙耶の母親。


     *


御上みかみ慎太郎 ― 大学四年生。出雲で祈祷師を営む家系に生まれ、本人は地道な民俗学者を志しているが、実は優れた術士でもある。


◎ 御上慎一 ―― 慎太郎の祖父。かつては優れた術士だったが、今は孫の慎太郎に仕事を任せている。

 

◎ 御上斎実ときみ ―― 高校三年生。慎太郎の又従妹はとこ。肉食系の美少女で、術士としての能力は並外れている。御上家の女系が代々継承している名跡みょうせき御子神みこがみ斎女ときめ』を、卒業後に継ぐ予定。


◎ 御上斎江ときえ ―― 斎実の母。慎太郎の伯従母いとこおば。当代の『御子神斎女』。


◎ 御上斎子ときこ ―― 斎実の祖母。慎太郎の伯祖母おおおば。慎一の実姉。先代の『御子神斎女』。


山室やまむろ美津江みつえ ― 東北の峰館みねだて市に住む、御上斎子の旧友。結婚前は斎子同様の術士だったが、とある理由で引退。作中では、老齢の女性に対する古風な敬称『刀自とじ』を用い、主に美津江刀自とじと呼ばれている。


◎ 山室民治たみじ ―― 山室美津江の夫。


◎ 山室百合ゆり ―― 山室夫妻の孫娘。高級旅館の女将。


◎ 哀川拓人たくと ―― 蔦沼市在住の民俗学者。哀川拓也の父親。


◎ 吉田まこと ――― 山室夫妻の使用人。元交通機動隊員で、他にもハードな職歴があり、セキュリティーやITに通じている。


◎ 関 民代 ―― 山室家のお手伝い。まだ若く、無邪気。


◎ 篠川志穂 ―― 山室家のお手伝い。元正看護師で、生真面目。


     *


管生くだしょう ―― 御子神家に代々仕える式神。普段はオコジョ姿だが、自在に人と会話ができる。様々な形態の巨獣に変身可能。


◎ トビメ ―― 山室美津江の家系に代々仕える、管生同様オコジョ由来の式神。人と会話はできないが、体長は自在に変えられ、飛行能力がある。


     *


◎ 池川泰光やすみつ ―― 池川光史の父親。蔦沼市在住の有力県会議員。県警エリートの出身で、立候補前は蔦沼警察署長。


◎ 犬木剛堂ごうどう ―― 犬木茉莉の父親。アミューズメント系大企業『犬木興産』の会長。

 

◎ 杉戸大蔵たいぞう ―― 杉戸伸次の父親。不動産会社『杉戸土地開発』社長。蔦沼市一帯に多くの土地を所有する資産家。


◎ 杉戸寬枝ひろえ ―― 杉戸大蔵の後妻。杉戸伸次の実母。


◎ 溝口寛子ひろこ ―― 杉戸寬枝の母親。伸次の祖母。過去に山室家と交流があった、蔦沼市在住の祈祷師。


◎ 関 民代 ―― 山室家のお手伝い。まだ若く、無邪気。


◎ 篠川志穂 ―― 山室家のお手伝い。元正看護師で、生真面目。


     *


◎ 島崎宗輔そうすけ ―― 蔦沼市教育委員会の教育長(最高責任者)。


◎ 坂上孝平 ―― 蔦沼市教育委員会の教育部長。


◎ 安田幹夫 ―― 蔦沼市教育委員会の学校指導課長。


◎ 中城研一郎 ―― 蔦沼市長。蔦沼タワービル竣工の前年に、史上最年少で市長に当選したエリート。


     *


◎ 麻田浩一郎 ―― 麻田真弓の父親。大手電子機器メーカーの支社長。


◎ 麻田智恵子 ―― 浩一郎の妻。真弓の母親。専業主婦。


◎ 梶尾俊介 ―― 蔦沼市立中央総合病院の脳神経内科部長。麻田真弓の主治医。


◎ 哀川里恵さとえ ―― 哀川拓也の母親。拓人の妻。夫と同じ大学に勤める、平安文学研究者。


     *


◎ 亜久津優太 ―― 峰館郷土資料館の学芸員。妻は資料館の敷地内で、古民家カフェを経営している。


◎ 島本和哉 ―― 峰館在住の、オカルト系フリーライター。実話怪談が仕事のメイン。昭和のバブル期から活躍していたベテランで、今風の実話怪談よりも、明治大正の文人怪談会を思わせる古典的な語り口を好む。


◎ 片桐澄香 ―― 七年前、佐伯康成と駆け落ちしたはずのホステス。現在は別人を装い、銀座でクラブを経営している。


◎ 西崎美由紀 ―― 片桐澄香の七年前の同僚。現在は東京の蒲田でスナックを経営している。



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