生と死の夜会 Ⅺへの応援コメント
恐ろしい「おーいでてこーい」もあったものですね。
投げ込んだ放射性物質が降ってくるよりも、人の情念が煮詰まったものであるこちらが降りかかってくるほうが恐ろしい気がします。
埋まっていた爆発物がどんどん表に出てきて詰みあがっているような展開ですが、いよいよ火が入ったらどうなるのか、と色々勝手に期待しつつお待ちしたいと思います。
作者からの返信
長々と会話ばかりが続く今回の更新分、辛抱強く読了していただいて、思わず五体投地。
……人ならぬ狸の五体投地って、想像すると、なんだか脱力芸のような気も。
ともあれ作者としては、次回更新あたりから物語に本格着火、最終的にはこの国も全世界も大炎上――いえいえ、気の小さい狸ゆえ、古式ゆかしき勧善懲悪伝奇物語のように、平和な夜明けを目指したいと思っております。
でも悪漢輩は、一人残らず無惨にアレしないとなあ。
生と死の夜会 Ⅺへの応援コメント
この世界の現代史が、わたしたちの世界と異なってることが、ずっと引っかかってます……
作者からの返信
確かにこれだけ異なっていると、気になりますよね。
ただ、なんと申しますか、あくまで物語進行中の小ドンデンや、ラストの大ドンデンに繋げるための布石、つまりエンタメ上の布石であって、あんまり哲学的な意味はないかもしれません。
あと、昭和の東京オリンピック一年延期に関しましては、昔、あの『門』で未完に終わってしまった、美津江刀自が山奥の女子高生だった時代の、昭和レトロ活劇と繋がりがあったりします。もっとも、第一部までしか書けなかったので、クライマックスの東京ブッ壊し活劇も書けず、狸穴の奥にこっそり残してあるだけですけど。
そして永久バブルに関しては、現実のバブル期、やたら日本中が華やかに浮かれていたような懐旧ドラマが多かったりしますけど、すでに社会人だった狸にとっては、いやいやあの時代ほど勝ち組の驕りが醜く肥大化した時代はないぞ、そんな実感があったりします。
今の日本の格差拡大は、勝ち組がその後も驕りを温存した結果であると、狸は考えております。
生と死の夜会 Ⅵへの応援コメント
連載再開、お待ちしておりました。「夢の中にいるみたい」な感覚は物語冒頭からありましたが、なにか見たことも聞いたこともない世界に足を踏み入れた気がします。それにしても、権力や有力者たちの時代を越えた胡乱な振る舞い(現実世界でもそうですが)や、佐伯氏の「大人」ぶりを見てると、得体のしれない怪異や死者の世界と、道理の通った人間や生者の世界、という常識的な二項対立なんてあまり当てにならないように思えてきます。続きを楽しみにしております、というより一度時間があるときに最初から全部読み直してみないと……。
(細かい突込みですが、「キリル文字」はあっても「キリル語」という言語は無いように思います。意図的な造語でしたらご容赦ください)
作者からの返信
さっそくのお目通しとコメント、ありがとうございます。
ぶっちゃけ人間という奴は、富や権力を握れば握るほど、子供っぽいガキ大将に退化してしまう傾向がありますよね。
まあ、ビンボが昂じて老害化するケースも少なくないですけど。
ともあれ狸は、理不尽な強者に虐げられた犠牲者が、死後に祟る話が大好きです。子供の頃から、四谷怪談のお岩さんの大ファンだったりもします。
当然この話も、たぶん、力いっぱいそんな方向に転がっていくのだろうなあ。
キリル語の件、狸の造語でもなんでもありません。そう、キリル語なんて、この世のどこにもありません。うっかり書き飛ばして、推敲でも見逃してしまっただけです。
ああ恥ずかしい。
しかし、恥の多い生涯を送ってきた狸ですので、近頃は数秒で居直れるほど老成しました。
今後ともバシバシ突っ込んで、居直らせていただければ幸甚です。
死者の底流 Ⅷへの応援コメント
ああ、最新更新分を読み終えてしまいました。
ビルの正体が次第に明らかになる中、ここからどうなるのか気になる要素ばかりで次が待ち遠しいですが、簡単に書き飛ばせる作品ではないこともよく分かりますので、気長にお待ちしています。
作者からの返信
毎度ありがとうございます、天野様。
次回のお届けは、しばらくお待ちください。
……なんか、昭和の御用聞きみたいですね。
全体の構想は、脳内およびアウトラインエディター上にあるものの、ちょっと背景事情もキャラも増やしすぎて、どう絡ませながらラストに導くか、なかなか難渋しております。
当初はザコキャラに過ぎなかった杉戸伸次君とかも、狸の脳内で、盛んに自己主張を始めたりしておりまして。
なにはともあれ、気長にお待ちいただければ幸いです。
死者の底流 Ⅰ(前編)への応援コメント
美紀ちゃん、すっかり元気になったようで良かったですね。優太君も立派になって…。
しかし、この峰館周辺の地域は、よくよく怪異に襲われる土地柄ですね。この二人なら、少々のことでは驚かないでしょうけども。
作者からの返信
場所柄にマッチしそうなので、あの頃の(?)峰館勢にも、ゲスト出演してもらいました。
実は渋澤老人なんかも、吉田さんの陰で、未だに『ヘリの薫ちゃん』として暗躍しているのかもしれません。
ところで、先ほど本文をチェックしたら、なぜか一部の文字が消えているのに気づき、あわてて修正しました。
チェック不足の代物をお目にかけてしまい、申し訳ありません。
闇への供物 Ⅴへの応援コメント
どちらのサイドも息をつかせぬ展開、さすがというか読んでいてワクワクしますね。管生が無敵なので、展開に爽快感があって楽しいです。
今回は続きも間もなくとのことなので、後半をお待ちしています。
作者からの返信
うう、今日も朝からムシムシと……。
いやいや、ここでグチをこぼしてどうする。
それでは声とテンションを、いきなり1オクターブ上げたりしまして――。
お早うございます!!
ワクワクしていただいて、ありがとうございます!!
今回は、後半も最後までワクワクと――いや、伝奇物だけにジメジメしたシーンも登場しますが、そこもまた伝奇物としては、やっぱりワクワクの一種――そんな感じで突っ走りたいと思います。
それでは、月末をお楽しみに!
生と死の夜会 Ⅰへの応援コメント
遅くなりましたが、新エピソードの更新、ありがとうございます!
また楽しみに読ませていただきます!
作者からの返信
こちらこそ、ありがとうございます!
今回の章は、タイトルでは『夜会』などと謳っておりますが、後半は、深夜のリモート会議がただひたすら延々と続く展開になりますので、なにとぞ根気よく、ごゆっくりお付き合いください。
次章からは、各人の外部活動や敵の介入で、なんかいろいろ激動したりする予定です。