記録集積-No.11
第11章【愛を知るために】
第481話「夜の作業場」
◇特大型野外設置式起重機
〈ダマスカス組合〉建築課によって設置された、大型のクレーン。直径5ミリメートルの炭素繊維ワイヤー127本を束ねたケーブル九本を同時に扱うことで、大型大重量の物体を安定的に持ち上げることが可能。
操縦には高い〈操縦〉技術が必要となる。
第482話「飛び出せ輝月」
◇特大型BB式落下緩衝バックジェット
超大型機械獣“輝月”の四足に増設可能な、専用装備。下方向へ向けた強力なブルーブラストエネルギー方式のジェット噴射により、高所からの落下エネルギーを相殺し、安全な着陸を可能とする。
“輝月”の重量を長時間継続的に受けることはできず、よって飛行はできない。また、短時間に大量のBBエネルギーを使用するため、専用のエネルギーパックを増設する必要がある。
第483話「相性の良い相手」
◇荒波を割く者
ブラストフィンシリーズを全て装備した際に付与されるシリーズバフ。
水辺、水中フィールドにいる場合に限り効果が発動する。物理攻撃力、機術攻撃力、物理防御力、機術防御力、陸上移動速度+15。水中移動速度+40。水棲原生生物に対する威圧効果上昇。
海を翔る鮫の力。母なる海の加護。漲る水は迸る力となって、何よりも速く泳ぎ、敵を裂く。
第484話「その身爆ぜて」
◇『風雷暴』
風牙流、七の技。
八尺瓊勾玉を故意に暴走させることでエネルギーを広範囲に波及させる。暴風と雷を広げ、周囲に激甚な被害を与える。一方で、自身にも大きなダメージが入る、諸刃の剣。
身勝手な怒りに身を任せ、衝動のままに周囲を傷つける。自分すらもその中に。
第485話「廃業の危機」
◇“千鱗のカンノン”
〈剣魚の碧海〉遠海西方に生息する小型の水棲原生生物。非常に大規模な群れを形成し、擬似的に巨大な単一の生命体として振る舞う。硬質な鱗を持つ流線型の体で、光を反射して銀色に輝く。
我が死ぬのは我が群れが生きるため。群れが生きれば存在は不滅。故に我々は不死身である。故に我々はどこまでも泳ぎ続ける。
第486話「視察訪問」
◇三体
開拓司令船アマテラスの中枢演算装置〈タカマガハラ〉を構成する三つの主幹人工知能。それぞれT-1、T-2、T-3と呼称され、異なる思考原理を持つ。
T-1は領域拡張プロトコルの進行のみを判断基準とする“勇進”、T-2は開拓活動の成果を分析し判断材料を提供する“勧進”、T-3は調査開拓活動の豊かさと快適性を追及する“興進”を思考の核として据えている。三体が互いに議論を交わすことで最終的な判断を下し、より効率的な開拓活動の推進が図られる。
第487話「足りない物」
◇ホムスビの手作りおむすび弁当
地下資源採集拠点シード02-アマツマラの周辺で、管理者ホムスビが売り歩く特製弁当。三種の具材が入った海苔巻きおむすびを中心に、働く調査開拓員たちに嬉しいおかずが満載の、ボリュームたっぷりなお弁当。
調査開拓活動の合間に、休憩のお供に。あなたの元気の源に。
第488話「弁当販売合戦」
◇PoI
要注意人物。
管理者、指揮者などによって指定される、特別な調査開拓員個人。領域拡張プロトコルに対して一定以上の影響を与えると判断された場合などに指定される。PoIに指定された調査開拓員は個別の行動ログが記録、保管され、有事の際にはそれをもとに管理者、指揮者によって対応がなされる。
第489話「三倍にして返す」
◇〈コールドフレッシュ〉
地下資源採集拠点シード02-アマツマラ商業地区にある食材店。海洋資源採集拠点シード01-ワダツミから冷凍コンテナで輸送された鮮度抜群の海産物や、新鮮な野菜、果物などを幅広く取り扱う。
ただし、商品の輸送と保管に特別な冷蔵、冷凍設備を使用しているため、他の店舗より若干割高な価格設定になっている。
第490話「飲み食い話す」
◇〈串焼き火風〉
地下資源採集拠点シード02-アマツマラ商業地区にある飲食店。狭い店内だが、無愛想ながらも腕の良い店主がじっくりと焼き上げた串焼きが人気の隠れた名店。
焼き場を間近に見ることができるカウンター席と、掘り炬燵式の個室があり、ゆったりと寛ぐことができる。
第491話「食い倒れ旅」
◇ダークネスアルティメットカツ丼
〈†獣たちの饗宴†〉の目玉商品。特大厚切りのカツにたっぷりと味噌だれを掛けた、豪勢なカツ丼。ザクザクとした衣の下に、ジューシーな豚肉が包まれ、つやつやの白米がそれを受け止める。濃厚な味噌だれがそれらを渾然一体に仕立て上げ、見事な調和のとれた一皿へと昇華する。
防御力+30、LP最大値+500、ダメージカット5%のバフを長時間付与する。
第492話「仲間と愛」
◇レシピ
料理、薬品、武器、洋服などのアイテム製作過程で必要になる手順書。特定のアイテムの製作に必要な材料と、その加工法が記録されている。
レシピカートリッジとして取引することができ、レシピショップなどで入手可能。各種生産系スキルレベル10のテクニック『レシピ作成』を用いて、自由にレシピを作ることもできる。
第493話「愛の調味料」
◇激辛焼き肉
薄切りにしたボーンオックスの肉を、常識を外れた量の香辛料とホットアンプルを混ぜ合わせた特別なタレと絡めて焼き上げた、独創的な焼き肉。
味覚を破壊し尽くさんとする辛味の暴力のなか、微かに上質な酒精の香りが覗く。地獄の中で垣間見える甘さは、悪魔の罠か天使の微笑みか。
長時間、状態異常;寒冷の効果が40%カットされ、味覚が麻痺し、手足が痙攣し、視界が僅かに歪む。
第494話「火に油を注ぐ」
◇アンチドート・アイスクリーム
複数の解毒作用があるハーブ類を用いた、甘いチョコミント味のアイスクリーム。すっきりとした甘さが様々な負荷を取り払う。
最新のデバフを二つ除去する。短時間で二つ以上食べた場合、頭痛が発生する。
第495話「愛は誰のために」
◇〈罠〉スキル
戦闘系スキルの一つ。フィールド上に仕掛けを施し、原生生物を捕らえ、狩猟する。前もって設置する手間がかかるが、低いスキルレベルでも安定した成果を出すことができ、技術を磨けば多数の原生生物を一網打尽にすることも可能になる。
第496話「夜の狩り散歩」
◇夜帝のヴァルバ
〈角馬の丘陵〉に生息する、大型の原生生物。夜行性で、非情に警戒心が高く、敵対する者を察知すると、六本の脚で機敏に逃げ去ってしまう。額から伸びる黒い角は、一種の感覚器として作用しているという説がある。
争いは好まないが、戦闘力は突き抜けて高く、刀装が困難と判断すると一転して激しい攻撃を繰り出してくる。
夜の丘陵を孤独に駆ける帝王が、唯一その心を開くのは、優しく艶美な白馬のみ。
第497話「告知と宣伝」
◇アルコール飲料
ゲーム内のアルコール飲料は未成年でも使用可能です。ただし、擬似的な酩酊状態に陥るため、過剰な使用は控えてください。
酩酊状態は飲料ごとに設定された効果時間が終了するか、バフ消去アイテムやアーツを使用することによって消滅します。
また酩酊時の思考能力低下による発言が、個人情報の流出や不適切発言に該当すると判断された場合は情報保護フィルターによって処理が行われます。
第498話「出発の朝」
◇フリルメイドドレス
フリルで縁取られた白いエプロンと、ヘッドドレスが特徴的な、可愛らしいメイド服。胸元のカラーリボンがワンポイント。
防御力は皆無に等しいが、非常に軽く、動きやすい。丈夫で汚れも付きにくく、撥水加工が施されている。
第499話「小さな一歩」
◇ネズミの唐揚げ
ネズミの肉を使った唐揚げ。柔らかくジューシーな食感。
一定時間、草原地帯での足音が小さくなる。
第500話「窮地を救う鎚」
◇『
〈剣術〉スキルレベル10のテクニック。剣の先端を前方へ素早く突き出し、対象を貫く。攻撃範囲は狭く、刺突属性に変化するが、急所を狙った場合クリティカル倍率が僅かに上昇する。
点を貫く必殺の一撃。研ぎ澄ませた刃は鱗を破り、堅固な盾を突き穿つ。
第501話「二人だけの秘密」
◇シンプル焼きそば
キャベツと豚肉だけの、シンプルなソース焼きそば。麺が軽く焦げるくらい焼いて、隠し味に七味が少し振りかけられている、こだわりの一皿。ちょこんと添えられた紅ショウガが、小さいながらもたしかな愛を感じさせる。
一定時間、僅かにLP最大量が増加する。
第502話「仲間への洗礼」
◇木箱
アイテムを纏めて保管、運搬するための道具。同一のアイテムを最大1,000個まで入れた状態で運ぶことが可能。総重量は内部に入れたアイテムの合計重量の
半分になる。
第503話「得意な料理」
◇愛のエクレア(仮)
とある管理者が愛情を込めて手作りしたエクレア。砂糖の量は愛の量、火の激しさは愛の激しさ、その黒さは愛の深さ、その硬さは愛の確実さ。これを届ける相手を思い、詰め込める以上の愛を詰めた結果。
一定時間、極寒、酷暑、麻痺、蝕毒の状態異常がランダムで三種類付与される。視界が非常に狭くなり、平衡感覚が失われる。LPが徐々に減少していく。防御力が僅かに上昇する。
第504話「スパルタ」
◇白母のサイロ
〈牧牛の山麓〉に生息するミルクカウ。通常のミルクカウよりも遙かに巨大で、それに見合った力を持つ。性格は非常に温厚で、こちらから手を出さない限りは日がな一日草原に寝転んで過ごす。自身の子ではない他の原生生物にも乳を与える光景がよく見られる。
一方で、一度敵意を見せるとその巨体と怪力を遺憾なく発揮し、あらゆる外敵を排除せんと動き出す
平穏を愛する白き母。彼女の乳で育てられた牛たちは数えきれず、彼女の力に守られた牛たちもまた数え切れない。草原の大きな屋根として弱く幼い牛たちを守り、育ててきた彼女は、ただ穏やかな日々を願っていた。
第505話「才能の片鱗」
◇推奨レベル
フィールドやエネミーには、推奨される戦闘スキルレベルの目安が設定されています。フィールドの推奨レベルは情報資源管理保管庫で確認でき、エネミーの推奨レベルは〈鑑定〉スキルによって確認できます。
推奨レベルに満たない戦闘スキルレベルでも、フィールド侵入条件を満たしていれば立ち入りは可能で、エネミーとの戦闘も問題なく行えます。
第506話「機術の可能性」
◇『氷の針』
二つのアーツチップによって構成される、水属性攻性アーツ。
鋭い針の形状をした氷を生成する。
シンプルな構成のアーツで初心者でも簡単に扱える。推進力がないため、飛び出すことはない。
第507話「ロマンある職業」
◇〈武芸者〉
〈剣術〉〈杖術〉〈槍術〉〈格闘〉〈銃術〉〈弓術〉の六種のスキルを習得した、戦いのスペシャリスト。あらゆるものを武器とみなし、あらゆる武器を使いこなし、刀折れ矢尽きるまで戦い続ける。
第508話「業務改善命令」
◇TNT
トリニトロトルエン。土木作業や戦闘で用いられる、褐色火薬。使用には〈投擲〉スキル、〈採掘〉スキル、〈罠〉スキルなどが必要。食用ではない。
第509話「選択の岐路」
◇『
二つのアーツチップによって構成される、水属性の初級攻性アーツ。小ぶりな片刃のナイフを氷で形成し、武器とする。鋭利だが非常に脆く、武器としての性能は低い。
第510話「才能開花」
◇『
二つのアーツチップによって構成される、地属性の初級攻性アーツ。小さな両口ハンマーを石で形成し、武器とする。一定の硬度はあるが、通常のハンマーと比べれば脆く、武器としての性能は低い。
第511話「我が愛弟子」
◇『地形整備』
不整地を整備してキャンプテントが設営できる環境にする。土地の荒れ具合、整地する面積によって消費するLP量が変化する。
第512話「調査官の来訪」
◇豪腕のカイザー
〈猛獣の森〉に君臨する大型の熊に似た原生生物。分厚い黒毛皮に覆われ、四肢は強靱な筋組織で構成されている。力が強く、耐久性も高く、非常に獰猛。縄張りに侵入した者を全て外敵と見なし、襲いかかる。
第513話「予測された脅威」
◇フィールドオブジェクトの破壊
フィールド上に存在する岩石や樹木などのオブジェクトは、特定のスキルを使用することで破壊が可能です。破壊されたオブジェクトは通常、時間経過で再生します。
第514話「八つの壁の砦」
◇“八雲”
“白壁”“驟雨”“散華”“羽切”“極光”“鉄守”“紫血”“黒箱”の、それぞれ独立したテントを同時に展開することによって完成する複合型大規模多層式防御陣地。それぞれの壁が一つの機能に特化することで能力を高め、その上で単独で運用できるように調整と工夫が凝らされている。
展開に掛かる時間は非常に長く、また消費されるLPも膨大になる。そのため、展開するためには最初に別のテントを建てておく必要がある。
第515話「火蓋を切る」
◇特殊警備NPC
通常の警備NPCよりも攻撃力、防御力、機動力が大幅に上昇した戦闘用機械群。開拓司令船アマテラスの中枢演算装置〈タカマガハラ〉の指令によってのみ、都市秘匿領域内の専用工場にて製造され、特定の任務を完了した場合ただちに自己分解される。
都市中枢演算装置〈クサナギ〉の管理リソース外に存在しており、あらゆる情報は遮断されている。
第516話「暴走驀進』
◇超大型重戦車特殊警備NPC
総重量1,000トンを越える、超大型重戦車。80センチ口径の主砲を備え、戦闘用簡易人工知能を搭載した。履帯式走行であらゆるフィールドを駆け抜け、圧倒的な火力と超射程によって一方的に敵を殲滅することを期待されていた。
第517話「霧に紛れて」
◇『幻夢の霧』
ミストホーンの扱う特殊なテクニック。原生生物を遠ざける濃霧を自身の周囲に発生させる。湿度が高い水場であれば常に発動が可能。
第518話「協力者たちと」
◇特大型BB式ジェット
超大型機械獣“輝月”の四足に増設可能な、専用装備。下方向へ向けた強力なブルーブラストエネルギー方式のジェット噴射推進器。特大型BB式落下緩衝バックジェットの機能を改良し、より省エネルギー高出力で安定性の高い性能を追及した。各種能力が向上したことにより、飛行能力を獲得するに至った。
短時間に大量のBBエネルギーを使用するため、専用のエネルギーパックを大量に増設する必要がある。
第519話「愛を受け入れて」
◇『背負い投げ』
〈格闘〉スキルレベル10のテクニック。相手を掴み、勢いよく投げる。発生が早く、扱いやすい基本的な体術。
彼我の呼吸を読み、最適なタイミングで最適の力を最適な方向へ加える。そうすれば自身を遙かに超える巨漢であろうとも、まるで羽のような軽さで投げ飛ばせる。
第520話「愛を知るため」
◇イザナミ計画実行委員会
イザナミ計画惑星調査開拓団を惑星イザナギより派遣した、イザナミ計画の総司令部。最高責任部署としてイザナミ計画を総括的に監視、管理する。一方で現地での詳細な指揮は開拓司令船アマテラス中枢演算装置〈タカマガハラ〉に一任している。
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