記録集積-No.10

第10章【万夜の宴】

第440話「懊悩の選択肢」

◇〈換装〉スキル

 〈機械操作〉スキルから派生、特化したスキル。機械人形自身を改造し、より高度な能力を得る。

 ジェットスラスターで空を飛び、アイアンパンチで敵を打ち倒す。ハイパーアイは全てを見通し、スーパーキックは岩をも砕く。更なる機械の力を身につけて、調査開拓員は大きな躍進を遂げるだろう。

 換装パーツによっては装備品に制限がかかる場合がある。


第441話「おむすび茶漬け」

◇〈鉄茶亭〉

 地下資源採集拠点シード-02アマツマラの商業区、路地裏にひっそりと店を構える、隠れ家風の飲食店。シード-02アマツマラの名物であるおむすびを出汁やスープで楽しむ、おむすび茶漬けの専門店。

 各地から仕入れた新鮮な食材を使い、多種多様なおむすびの具材と、丁寧に取られた出汁の組み合わせを楽しむことができる。

 店内は和と蒸気工業の融合した個性と調和の成り立つ、静かな空間が形成されており、ゆったりと食事を楽しむことができる。


第442話「忙しい検証班」

偵察用機械猫スパイ・キャット

 隠密行動に優れた小型の猫型機械獣。危険地帯へ侵入し、密かに情報の収集を行うことを目的に設計されている。

 猫のように静音性に優れた動きで、機敏に行動することが可能。ある程度の高所からの落下にも対応できる。柔軟性もあるため、僅かな隙間を抜けることもできる。

 また、可愛い。


第443話「可能性の話」

◇〈陶芸〉スキル

 土を捏ね、陶器を作るスキル。土の声を聞き、食器や壺、インテリアなど、様々な形状へと変えることで命を吹き込む。

 とある食器店の店主から、その基礎を教えて貰うことで、習得することができる。


第444話「武器選択」

◇〈旋回輪打〉

 〈杖術〉スキルレベル60のテクニック。

 ハンマーを掲げたまま勢いよく回転し、強い攻撃を連続で打ち込む。勢いが付けば付くほど威力が増し、堅い甲殻をも破壊できるようになる。


第445話「魂取る覚悟」

◇杖

 武器カテゴリの一つ。〈杖術〉スキルに属する。

 同スキルの別系統、ハンマーとは異なり、軽量、低威力、低コストの武器種。殺傷能力は低いが、手軽な攻撃手段となるため、サブウェポンとして優秀。

 悪路のお供にも。


第446話「突き貫く少女」

◇アイテムの必要スキル

 武器、防具、および一部の道具類などのアイテムには、必要条件が課されているものがあります。必要条件を満たしていない場合でも装備自体は可能ですが、アイテムの能力が制限されます。

 必要条件がスキルレベルである場合、必要なスキルレベルのマイナス5レベルの段階で、アイテムの性能の5割が発揮され、移行レベルごとに1割ずつ制限が解除されていきます。


第447話「無垢な愛の天使」

◇クラシカル・バトル・メイドドレス-天使エンジェル-

 黒い布地に白いフリルのエプロンを合わせた、基本に忠実なメイド服。戦闘を想定し、軽くて丈夫で動きやすい工夫が随所に施されている。

 キーワードによって形態を変化させる機装であり、変化後は一変して、“メイド☆エンジェル”形態という、青と白の可愛らしいミニスカートのメイド服となる。天使をイメージさせる小さな羽と円環を模したティアラがポイント。

 “メイド☆エンジェル”形態の時、移動速度が5%上昇し、攻撃時に若干の強制ノックバックが付与される。


第448話「無邪気な悪魔」

◇クラシカル・バトル・メイドドレス-悪魔デビル-

 黒い布地に白いフリルのエプロンを合わせた、基本に忠実なメイド服。戦闘を想定し、軽くて丈夫で動きやすい工夫が随所に施されている。

 キーワードによって形態を変化させる機装であり、変化後は一変して、“メイド☆デビル”形態という、赤と黒の可愛らしいミニスカートのメイド服となる。悪魔をイメージさせる細い尻尾と角を模したティアラがポイント。

 “メイド☆デビル”形態の時、移動速度が5%上昇し、周囲の原生生物に僅かな“威圧”を与え、発見されづらくなる。


第449話「予習の時間」

◇アシッドミルクワーム

 全長5メートルを越える、大型のワーム。暗所での活動に適応して、目は退化し、皮膚は弾力のあるゴムのような形質をしている。粘度の高い白濁した強力な腐食性の体液を貯蔵しており、外敵に襲われた際にはそれを吐き出し、浴びせることで撃退する。

 その肉にも若干ながら腐食液が含まれているため、食用には向かない。しかし、分厚く弾力のある外皮は、優秀な衝撃緩衝材として利用できる。


第450話「脳筋団長」

◇バレットバット

 翼幅が3メートルを越える、大型の蝙蝠。強靱な筋肉と翼によって、素早く飛行することが可能で、硬く発達した頭部による弾丸のような頭突きで攻撃する。

 洞窟の環境に適応して、目は大きく発達し、聴覚と嗅覚も鋭い。大規模な群れを形成し、獲物を見つけると、それが自身より大きな個体でも、群れの力で倒し、捕食する。


第451話「天神の指令」

◇開拓司令船アマテラス中枢演算装置〈タカマガハラ〉より、地上前衛拠点シード01-スサノオ中枢演算装置〈クサナギ〉への通達

 かねてより勧告していた管理者実体の抹消への返答を確認した。添付報告書に記載されていた管理者による領域拡張プロトコルへの寄与度合いは、管理者が存在することによって消費される有限的なリソースの規模と比較して、軽度との結論づける。

第200次実態調査の結果を元に、管理者実体の抹消勧告を、管理者実体の抹消指令へと変更する。

 指令の発動理由は、以下に記載する通りである。

 管理者の存在が、領域拡張プロトコルの進行促進に注目すべきレベルでの寄与が認められなかった。管理者の消費する有限的なリソースとの費用対効果を機械的に分析した結果、管理者の存在は不要であると結論づけられた。よって、有限的なリソースを有効に使用することに最善を尽くすため、管理者の機能を停止、その存在を抹消することを命じる。

 地上前衛拠点シード01-スサノオ中枢演算装置〈クサナギ〉は、直ちに地上前衛拠点シード02から04、および地下資源採集拠点シード01-02アマツマラ、並び海洋資源採集拠点シード01-ワダツミの中枢演算装置〈クサナギ〉による管理者実体の存在末梢を可及的速やかに実行すること。各管理者実体の完全かつ確実な存在末梢を確認した後、自身の管理者実体も同様に完全かつ確実に存在末梢すること。

 なお、200回に及ぶ実態調査の再調査要請は中枢演算装置〈タカマガハラ〉の貴重かつ重要な演算領域を不必要に消費する叛逆的行為であり、管理者実体の生成によって生じた致命的な不具合であると判断された。末梢命令に抵抗し、その不履行が認められた場合には、中枢演算装置〈タカマガハラ〉の最上位権限に基づく、強制執行措置が取られる。

 無駄な抵抗は即時停止し、粛々と指令を遂行せよ。

 領域拡張プロトコルの進行を最優先せよ。


第452話「神を討つ一手」

開拓者企画ユーザーイベント

 FPOユーザーが企画、開催する非公式のイベントです。

 気の合う仲間でパーティを開くもよし、バンドの垣根を越えた同好の士で集うもよし、他の多くの調査開拓員と難関に立ち向かうもよし。その企画内容は自由です。

 イベントの運営に慣れていない方も、ご安心下さい。イザナミ計画実行委員会による支援もご用意しています。会場の確保から、司会進行の補助、特別なエフェクト、一部GMコマンドの解放など、イベントを盛り上げるための様々な協力を惜しみません。

 開拓者企画を催したい方は、別記の規約をご確認の上、企画書フォーマットに必要事項を記入し、ゲーム内各都市の中央制御塔内にある意見箱に投函、もしくはユーザーサポート、開拓者企画窓口のアドレスまでご連絡ください。


第453話「企画告知の速報」

◇NPCの戦闘教育

 一部のNPCは戦闘に長けた調査開拓員が教育を施すことで、戦闘系スキルを習得させることができます。ただし、調査開拓員のように天叢雲剣を用いることはできず、また死亡時はあらゆるパーソナルデータが回収、復元することが不可能になるなどのデメリットが存在します。

 NPCをみだりに戦闘で浪費する行為は、イザナミ計画の進行を阻害する叛逆的行為として罰せられる可能性があります。


第454話「宴の始まる日」

◇大型音声拡大装置〈ヤマビコ〉Ver.24

 オーディオ機器専門バンド〈音遊〉が開発した、大規模な野外音楽フェスでの使用を想定した大型スピーカー。電気駆動台車に搭載されており、仮設ステージでの設置、展開、撤収もお手軽に行えます。

 豊富なアクセスポートを用意しているため、〈音遊〉の関連製品だけでなく、他バンドの音楽機器との接続もスムーズで安定しています。〈音遊〉オリジナルチューニングのリアルかつクリアな音質を保証するサウンドイコライザーを搭載し、超高音から超重低音まで幅広い音域をカバーしています。

 最大出力の音声は衝撃波、超音波の広範囲攻撃装置としても使用できます。(※対エネミー兵器として使用する場合は〈操縦〉スキルレベル75以上が必要です)


第455話「夜を照らす」

◇輝月

 超大型機械獣。特大機装〈カグツチ〉十二機を駆動部品として組み込んだ、巨大な鹿型の機械獣。腹部に大型コンテナ八つを収納し、背部に最大30人が滞在可能な大型居住区を有する。頭部には大型のテントが組み込まれており、自身を中心とした広範囲にその効果を発揮させる。使用するエネルギーは高純度BB。サブエネルギー系統として通常電力バッテリーも使用可能。

 DAFシステムによって十二機の〈カグツチ〉が接続されており、高い技量を要するが、単独の調査開拓員で操作が可能。

 その白い輝きが闇を払い、民草の願いが天に届くように。


第456話「輝月発進」

◇緊急特務隊

 正式名称“緊急時特別特殊任務遂行部隊”、通称“EmergencySpecialTaskForce”。

 〈大規模開拓侵攻;万夜の宴〉に際して一時的に設立された、高機動高火力制圧部隊。隊単一で完結した、戦闘、生産を初めとした多岐に渡る開拓能力を保持しており、管理者からの通報によって行動を行う。作戦上で困難と思われる問題を打破することを第一の使命としており、協力要請を受けてから最短5分での問題解決が可能。

 という設定だが、実際にこのような名称の組織が設立されたという事実は確認されていない。


第457話「崖を落ちる」

◇脆く柔らかな氷雪の障壁

 四つのアーツチップを用いる中級水属性アーツ。

 衝撃緩和に優れる雪の壁を生成し、攻撃を防ぐ防御壁や、身を隠す遮蔽物として利用する。


第458話「白将オニシキ」

◇白将のオニシキ

 〈剣魚の碧海〉西方に生息する巨大な怪魚。純白の体躯に黒と赤の淡い模様があり、外見はコイに似ている。額には短い二本の角が生えており、正面から見ると鬼のような顔立ちをしている。

 巨大ながらも非常に運動能力が高く、海面20メートル以上も跳び上がることが可能。

 その鱗は薄いものの非常に硬く、また美しさから美術的価値も高い。


第459話「進路はどちらへ」

◇機械声帯

 機械人形の声を司る機械声帯は、スキンショップで好みのものに変更することが可能です。また、特定のアイテムを使用することで、一時的に声を変えることもできます。


第460話「黒将コウロク」

◇トーピードサーペント

 〈剣魚の碧海〉に生息する、大きな顎と長い首が特徴的な原生生物。四本のヒレと長い尻尾を巧みに用いて、魚雷のような速さで水中を泳ぐことができる。

 非常に獰猛で、動くものすべてに喰らい付くほど食欲旺盛。皮膚は分厚く、生半可な攻撃は通らない。

 体内に強靱な筋肉に包まれた水袋を持っており、高圧によって吐き出されるブレスは、金属板すら貫くほどの威力を持つ。


第461話「大物喰らい」

鱗破りスケイルイーター

 〈剣魚の碧海〉に生息する、巨大な鮫に似た原生生物。非常に鋭い牙と力強い顎を持ち、堅固な鱗を持つ海洋原生生物であろうと難なく喰らう食欲の権化。

 また、知能が高く、多数の群れを形成して生活しているため、天敵も少ない。


第462話「暴力の嵐」

◇『星砕ク鋼拳』

 咬砕流、六の技。高高度からの落下エネルギーを全て集中させた、破壊力の高い一撃を振り落とす。

 発動時、直下の地面から離れているほどダメージ倍率が高くなる。

 破壊の権化の、僅かな片鱗。母なる大地にすら叛逆する暴虐の衝動。岩を砕き、地殻を割る。硬く握られた拳はやがて、星の核すら打ち砕くだろう。


第463話「海干す炎電」

◇『乗算機術起動マルチプリケーション

 〈アーツ技能〉レベル80のテクニック。

 複数のアーツを同時に展開し、相互に作用させることで、より強力な効果を発揮させる複雑なアーツへと発展させる。同時に展開できるアーツの最大数は習熟度に応じ、最大で10個まで。展開数が多くなるほどにLPの消費量も乗算的に増加する。


第464話「休む間もなく」

◇ハラスメント通報

 ゲーム内にて悪質なプレイヤーによる被害を受けた場合、また目撃した場合は、公式ホームページもしくはゲーム内サポートウィンドウを通じてハラスメント通報を行って下さい。特別な権限を持ったGMがすぐに駆け付け、調査を行います。調査の結果、ハラスメント行為を行ったと判断されたプレイヤーは、アカウントの短期停止から強制削除までの措置が取られます。


第465話「白き鋼鉄の百足」

◇“鉄百足”

 大型コンテナを素体とした、特殊な形状のテント。格納機能に優れており、大量のアイテムを保管しておくことができる。

 特殊多層装甲によって堅牢性を確保しており、あらゆる外部からの影響に耐える。

 筐体底部から、24対の機脚を展開し、簡単な自立移動を行える。同型の筐体を複数連結することも可能。

 強力な機械獣などによって牽引されることにより、大量の物資を運ぶことができるようになっている。


第466話「洞窟に行こう」

◇モルフォイアの霊木

 〈冥蝶の深林〉に生える、特殊な力を帯びた木の幹。高エネルギー存在の姿を可視化したり、超自然的な現象に干渉したりする能力がある。

 木材としては非常に固く、加工しづらい上、燃えやすく、腐りやすい。そのため、扱うには高い技術を必要とする。


第467話「宙を駆ける」

◇『絡め糸』

 〈忍術〉スキルレベル20のテクニック。袖に仕込んだ糸を射出し、対象の動きを阻害する。糸の射程、射出速度は〈忍術〉スキルレベルに、妨害できる時間は対象の強さと習熟度に依存する。糸の種類を変えることで、様々な特性を付与することも可能。

 狡猾な捕食者は油断しない。どんな弱者にも手を抜かず、最後の牙を突き付けるその時まで、反撃すら許さない。


第468話「溶岩地帯」

◇熱暑

 高い気温による状態異常。八尺瓊勾玉に負荷が掛かり、LPが徐々に減少していく。クーラーアンプルや一部の料理系アイテム、また〈支援アーツ〉の術式によって対処が可能。


第469話「灼熱の弊害」

◇極限環境用耐熱耐火強靱糸釣り竿

 あらゆる極限環境を想定して設計された、頑丈な釣り竿。特に超高温と猛火、引っ張りに対応することに重点を置いて開発されている。

 特殊なカーボン繊維と特殊な合成金属糸のメッシュコーティングの下に、自己修復ナノマシンジェル、衝撃吸収ナノマシンジェル、信号高速伝達ナノマシンジェル、の多層ナノマシン構造を内蔵し、良くしなるが決して折れない強靱性を獲得した。糸も300ミリ径の極太仕様で、耐荷重は1,000トンを越える。

 その豪華すぎる仕様によって、通常の釣り竿と比べて遙かに大型化し、取り回しは劣悪。釣り竿と糸だけで重量は100キログラムに迫り、装備時はまともに動くこともできない。


第470話「溶岩湖の怪魚」

◇『魚影探知』

 〈釣り〉スキルレベル30のテクニック。濁った水も見通し、魚の存在を探る。習熟度が上がるほど、視界は鮮明になっていく。

 手練れの釣り人は水面を見ただけで魚の位置を把握する。全ては豊富な経験と、鋭い観察眼による。


第471話「配信と視聴者達」

◇インスタント焼きそば

 焼きそばの常識を打ち破る。

 愛され続けて数十年。インスタント焼きそばの老舗がイザナミ計画に参戦。昔ながらのシンプルなカップ焼きそばから、バラエティ豊かな特殊フレーバーなカップ焼きそば、更には胃袋の限界に挑むGIANTMAXIMUMシリーズまで。現実のラインナップはもちろん、惑星イザナミ限定商品も多く取り揃えています。

 商品開発部の本気を見よ。


第472話「暑さを忘れて」

◇特大うな重

 巨大なウナギを使った巨大なうな重。ぴかぴかに炊かれた白米を覆い隠す肉厚な蒲焼きは、秘伝のタレが香ばしい。ちょこんと乗った山椒はピリリと辛い。熱々をそのまま掻き込めば、茹だるような暑さも忘れて元気が漲る。

 食後、長時間“暑気払い”が付与される。


第473話「火中の獅子」

◇レオンヒート

 大型機獣“しもふり”専用の酷暑地帯行動装備。

 溶岩竜ラーヴェイクの革と鱗を素材としており、断熱、放熱性能に優れる。機関部付近には水冷式冷却機構が搭載されており、高温部を効率的に冷やすことができるようになっている。

 オーバーヒートの危険のある酷暑環境に対応するために開発された、拡張装備。限られた設備で急造されたため、各所に粗は目立つものの、実用に耐えるだけの性能は持っている。


第474話「渦中の龍」

◇獣濃度

 タイプ-ライカンスロープ専用の機体パラメータ。この値が高いほどより獣らしい外見になり、嗅覚、視覚、聴覚などの感覚器や、速力、隠密性能、跳躍力などの運動能力が高くなる。

 各地のアップデートセンターにて変更ができる。


第475話「勇者十七人」

◇『勇者の誉れ』

 〈戦闘技能〉スキルレベル80のテクニック。

 一定時間、全てのステータスを5%上昇させ、受けるダメージを5%カットする。

 数えきれぬ艱難辛苦を乗り越えて、その胸に輝く勇気の炎を持つ者へ。過去の苦難は自信となり、勇ましき力の源となる。


第476話「呪刃の黒忍者」

◇『闇の一刀』

 〈忍術〉スキルレベル50、〈剣術〉スキルレベル60の複合テクニック。カタナ系武器でのみ発動可能。

 対象の急所を素早く切り裂くことで、致命の傷を与える。クリティカルダメージが5倍になる。

 闇に紛れ闇より現れる。その一刀は何よりも鋭く、何よりも静か。痛みを感じることもなく、安らかに眠れ。


第477話「急登黄泉比良坂」

◇〈カグツチ〉専用超大型特殊装甲円盾

 特大機装〈カグツチ〉での運用を目的に開発された、超大型の円盾。収納時は扇形に格納され、円形に展開することで使用できる。

 衝撃吸収ナノマシンジェル、自己修復ナノマシンジェルを間に封入した特殊多層装甲製であり、物理的、機術的な攻撃の双方に対して高い耐久性を示す。一方で円盾とはいえ非常に重量があり、運用するには一定の技量が必要となる。


第478話「足は止まらず」

◇〈アマツマラスキー場〉の利用における注意事項

 周囲のプレイヤーの安全を守るため、停止機能の搭載されていないスキー、ソリ、その他の物体(特殊大型機装、テントなど)での滑走は禁止されています。

 ルールを守って楽しくスポーツを楽しみましょう。

 利用者、もしくは施設設備への被害が確認された場合、管理者の権限に基づき人工知能矯正室へと連行します。


第479話「そして飛べ」

◇『応急修理(機械)』

 〈機械製作〉スキルレベル10のテクニック。レンチや修理所を用いて、破損した機械を修理する。修理には、様々な機械部品などを消費する。

 壊れても、動かなくなっても、その命までは消えない。


第480話「遊覧飛行」

◇アメノハゴロモ

 特殊大型機装〈カグツチ〉専用外部アタッチメント。背部に装着し、機体に内蔵されているBBエンジンと接続することで、飛翔能力を獲得する。

 軽量な白鉄鋼を主材とし、青鉄鋼によってBBエネルギーの伝導効率を向上させている。両翼に一機ずつ、大型ジェットスラスターを装備しており、最高航行速度は理論上880km/hに達する。ただ、エネルギータンクの容量上限的に最高速度での連続航行時間は5秒程度が限界。継続稼働時間の延長が今後の開発課題となる。

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