記録集積-No.04
第4章【炎髪少女、湖底の牢名主】
第122話「異国情緒」
◇標準マシンセル
様々な構造物に使用される基礎的な機械。並列、直列接続により多岐にわたる機能を持ち、ライフラインの根幹を担う。都市機能群における最小単位。
第123話「予習と尋問」
◇デコレーション
特定の条件を満たすことで獲得できる称号。条件がゆるく誰でも入手できるようなものから、極一握りの少数しか獲得できないまさに称号というに相応しいものまで多種多様。複数のデコレーションを組み合わせることもできる。デコレーションはフレンドカードに記入することが可能。
第124話「最後のふたり」
◇ロール
特定のスキル条件を満たすことで就くことができる職業。一つのスキルだけのものから、複数のスキル条件を満たさなければ就けない職業まで様々。条件を満たした上で特定の任務などを達成することで特殊な固有の
第125話「対峙するふたり」
◇バンド
シード02の建設による地上演算能力の拡大及び、調査開拓領域の拡大による機械人形の統率力強化の必要性を鑑み、アマテラスによって考案・制定されたシステム。複数人の機械人形による集団を形成し、より効率的な調査開拓活動の促進を行う。
一つのバンドは5人以上の機械人形によって形成され、バンド専用掲示板や共有通話回線、ガレージなどの専用機能が解放される。
更に拠点保安課よりメイドロイドを最低1体貸与される。
第126話「訳あり物件見聞録」
◇ガレージ
バンドが所有できる拠点。個人で所有するホームよりも一人あたりの負担が少なく、ガレージ特有の機能もある。一括で支払う買い切り型と、月額で借りる賃貸型がある。地上前衛拠点スサノオ内にある空き家はほぼ全てガレージとして所有することができる。立地や間取りも様々で値段もピンキリ。曰わくの付きようがないため瑕疵物件はない。
第127話「ガラの悪い餅屋」
◇ウェイド
wiki編集者たちが参加する有識者会議で暫定的に決まったスサノオ02の通称。かつて国の中心を担った都市の名前を捩って命名された。
第128話「路地の奥の家」
◇人工知能保全課
開拓司令船アマテラス中枢コンピュータ〈タカマガハラ〉内部に設置された、惑星イザナミ調査開拓作戦団を管理する一部門。
調査員やNPCなどに搭載されている人工知能の保守管理および支援を行う。
第129話「メイド少女」
◇NPCの就職
製造された高級NPCは仮想教育クラスによる集団学習を通して個性を得た上で職業適性検査試験によって最適な職を斡旋される。通常のNPCの場合は製造前の段階から使途が決定されているため、これらの段階を踏むことはない。
第130話「不適少女」
◇職業適性検査試験
仮想教育クラス教育課程を全て修了した高級NPCが受けるテスト。基本技能、自己管理、戦闘、清掃、極限行動、知能強度、情報処理、協調の八項目それぞれに得点を付けられ、それらを総合的に見た上で最適な職が振り分けられる。
第131話「炎の逃避行」
◇産業廃棄物処理場
スサノオ地下に作られた、あらゆる廃棄物の最終週着地点。町の各所で発生した廃棄物は地下トンネルを経由してここへ流れ着く。超高温と耳を劈く轟音に満たされた空間であり、専用の装備をしたNPCによって作業が行われている。破砕機によって粉々に砕かれ溶鉱炉で溶かされた物質は再度精錬され、全体の99%以上が再利用される。
第132話「溶解する鋼鉄」
◇身体の損傷
機械人形はパーツの換装によって欠損した部位を補うことが可能。データの核である八尺瓊勾玉さえ無事であれば全てのパーツを交換できるが、モデルを変えると体格差からそれまで収集し最適化してきた行動補助データが使用できなくなる。
第133話「赤髪と青リンゴ」
◇青リンゴ
厳密には青リンゴではないが、見た目と味が似通っているため青リンゴと呼ばれている果物。豊富に水分を蓄えた瑞々しい果実は甘く美味。そのまま食べるだけでなくパイやジャムなどに加工できる。
第134話「またやらかした男」
◇〈家事〉スキル
家屋を管理するスキル。掃除や洗濯から簡単な修理までその内容は多岐に及ぶ。メイドロイドの持つ技術ではあるが、習得することも可能。その場合は共に作業するメイドロイドの能力も引き上げる。
第135話「円卓に並ぶ六人」
◇露店
〈取引〉スキルで使用できる販売システム。アイテムを売る『露店販売』とアイテムを買い取る『露店買取』の二種のテクニックがある。町中でのみ使用可能。制御塔周辺の広場などアクセスの良い場所では露店が立ち並ぶ光景がよく見られる。
第136話「夢と現実と金」
◇緊急バックアップデータカートリッジ
バックアップセンターでビットと引き換えに発行される特殊なカートリッジ。内部には防具の構造データが記録される。非常に重量があり、またインベントリ以外のストレージに保管することができず、他者へトレードすることもできないという扱いにくい物ではあるが、危険な状況が予想される場合には優れた保険として機能する。
第137話「餓狼の鋭牙」
◇餓狼のナイフ
餓えた狼のように獰猛な牙を持つ奇異なる形状の刃物。皮を裂き、肉を断ち、筋を斬り、骨を砕く。牙に斃れた者に敬意を持ち、余すことなく血肉を啜る。大振りで重く、複雑な形状をしているため扱いには卓越した技術を要する。
第138話「健康第一」
◇強制ログアウト
現実にて常時計測しているバイタルデータに著しい数値以上が見られた場合にはシステム側から強制的にゲームからログアウトさせる措置が執られます。ログアウト可能エリア外で強制ログアウト措置を受けた場合は、最後にセーブした地点にログインします。
第139話「不在の存在」
◇ロール任務
特定のロールを持つ調査開拓員に向けられた特別な任務。ロール特有の
第140話「使用人の仕事」
◇食事
機械人形は最低限のエネルギーが補給できれば食事をする必要は無い。しかし一時的な性能の増強や知性の維持、関係性の構築などの面で有用性は認められており、また高性能なエネルギー変換炉によって無駄なく食物をエネルギーに変換できるため、人工知能保全課など複数の部門から奨励されている。
第141話「自分のいる場所」
◇単体ロールと複合ロール
単一のスキルのみで条件を満たすロールを単体ロール、複数のスキルを必要とするロールを複合ロールと言う。一般的な傾向としては単体ロールよりも複合ロールの
第142話「闇中で立ち止まる」
◇光帯リンゴ
光を受けて七色に光る希少なリンゴ。数十年の時を掛けて成長し、熟した実は濃厚な甘みを持つ。自然界では目立つ外見であるために成長する過程で鳥や小動物に捕食され、大きな実を見付けるのは非常に困難。
第143話「岩と水の回廊で」
◇部位破壊
エネミーに特定の攻撃を行った際に身体の一部を破壊することができる。破壊した場合には通常のアイテムドロップに加え、ボーナスドロップが入手できる。切断属性、刺突属性、打撃属性などの攻撃属性の種類によって破壊できる部位に差違がある。
第144話「群れを越えて」
◇アシッドスラッグ
強い酸性の腐食液を分泌する大型のナメクジのような原生生物。暗く湿った環境を好み、屍肉を食べる。青白い皮膚に粘性の高い分泌液を纏い、紫色の血には毒性がある。同種の血の匂いに惹かれて集まり、弱った同種を捕食する。打撃に強く、斬撃に弱い。
第145話「湖底の白魚」
◇ケイブフィッシュ
光の無い地底湖に適応した異形の魚類。白い鱗と鋭い牙を持ち、目は退化している。非常に食欲旺盛で、嗅覚が敏感であるため簡単な釣り道具でもよく釣れる。柔らかく脂肪を多く蓄えた白身は甘く美味。
第146話「金眼黒鱗」
◇『
二つのパーツチップからなる初級アーツ。任意の水平面上に氷の床を生成する。通常の氷よりも頑強なため、足場として活用される。生成する床の大きさによって消費するLP量が変化するほか、液体を凍結させることでLPを節約することも可能。シンプル故に術者の技量が求められる。『
第147話「業火が灼く」
◇『刀装』
〈剣術〉〈戦闘技能〉の複合テクニック。習得にはサムライのロール条件を満たしている必要がある。刀身に特殊なエネルギーを纏うことで短時間、能力を引き上げる。切れ味を上げる『青』、攻撃力を上げる『赤』、刀剣自体の特殊能力を増幅させる『緑』など複数の種類が存在する。
第148話「効率殺魚計画」
◇老鎧のヘルム
外界との路を閉ざされた暗黒の水底で悠久の時を生きたスケイルフィッシュ。白魚を喰らい生き続けた彼は、死を恐れ傷を疎み鱗を厚く硬く幾重にも重ねる。いつか訪れる終焉から逃れ続け、老鎧はただ泥のような安寧を求め続けていた。
第149話「掲示板と二号店」
◇
希少なアイテムを追い求める情熱と偏屈さを持つ変わり者。ツルハシを担ぎ、斧を振るい、鎌を研ぎ、ナイフを突き刺し、まだ見ぬ秘宝珍宝を探し求める姿にはいつしか敬意すら向けられる。
第150話「おじ日誌35」
◇闇の結晶
光の差し込まない洞窟の奥深くなどで稀に生成される希少な鉱物。複雑な形をしており、非常に繊細。不用意に触れると瞬く間に砕けてしまうが、形状を見極め決まった順序で各所を砕くことで採石できる。
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