詩 水中都市の人魚は歌う

仲仁へび(旧:離久)

第1話



 海中都市の人魚は歌う


 水底の舞台で歌い続ける


 たくさんの人間たちに向けて


 たくさんの観客たちに向けて


 きれいな歌声を


 夢のような歌声を


 美しい歌声を


 透き通った歌声を


「共存共栄を掲げる水の都市」


「そこには一匹の有名な人魚がいた」


 歌を聞いて踊る魚たち


 うねる水流がショーを引き立たせて


 人々の拍手はなりやまない


「たくさんの声援」


「たくさんの言葉」


「人魚は全てを受け取ってほほえむ」





「ストーリー」


 人魚は水の中でしか生きられない。


 外の世界に出ることはできない。


 それでも大勢のお客さんの前で歌うという夢はかなう。


 そこは人魚のためにできた場所。


 地上の人と水の中の人魚が、共に存在できる場所。


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詩 水中都市の人魚は歌う 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032

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