第Ⅱ章The moment of birth, the moment of birth of Jingu Kogakkan University
明治15年4月29日―――伊勢・倉田山――――
遂にKGUが誕生した。神宮皇學館大学この時に誕生を迎えた。
久邇宮朝倉内親王が綸旨を読み上げる。
「KGU綸旨令《神宮學館是ヲ学ブ者ハ、趣ノ宗旨ハ、教育ト自由ノ博愛貫キ力ヲ与エ我ノ夢ヲ継ギ、本校ヲ教育デ皇國ノ教エ並ビ歴史ノ意味教エルトスル。天照ノ御儀ニ五人則チ特異者也。千年以上前カラ力持ツ者世界変エソノ剣文明ノ為ス重大且ツ諸国均衡崩レル候。》」
久邇宮朝倉内親王が綸旨を読み上げて同席したエンペラーたち、KGU創設に携わる5名が登壇して20000名以上の関係者に演説だ。
「紹介にあずかりました。俺、イヤっ、私は
頭を下げるエンペラーに拍手を送る久邇宮朝倉内親王。魔柄応神にマイクを渡す。
「あぁ、魔柄応神改め白宮家初代当主の白宮応神だ!?だっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!?俺から言えるのは貴重な本校での4年間は学業だけじゃなくてマジで12000%このKGUで青春をアオハルを楽しんでくれ!そしてお前らをぽまえらを家族を護るのが俺たちの役目だ。うん、KGUに攻めてくる葉加瀬ハヤト・夜見冬雪・加賀美れなの3名は日本人全ての人類が誕生した、同時に
魔柄応神は白宮家に改名?久邇宮朝倉内親王から名を与えてもらった。同時に八雲べにから数年経たずに応神は
「私の番か?早いな。私は
「僕かい?伴冷泉だ。伴五十嗣朗を襲名したばかりだけど僕は初代から50代先だ。50代の歴代の叡智を僕は力に代えれる。安心してこのKGUは君たちが帰る心のホームであり、家族一同ここは君たちが笑える、ギルドだ!?葉加瀬ハヤト・夜見冬雪・加賀美れなの3名を迎え撃つ駒や兵士を育成する訳じゃない。万一、家族が傷つければ僕たちが迎え撃つ。伴五十嗣朗の名はこの伊勢を代々、延いては大和王国を統べてきた責任がある。大和王国の倭一族の遺志を継いでここに立っている。僕は倭の一族だ。倭建命の子孫が僕だ。伊吹の龍神の子にして龍を統べるの僕だ。この胸の高鳴りは君たちを護るのが僕でイイと思ってもらいたい」
「話なげぇよ、一言。俺はジジィだ。KGUにようこそ。だが、KGUが陥落は俺達の師だ。葉加瀬ハヤト・夜見冬雪・加賀美れなのシュメール
5人の演説が終わって久邇宮朝倉内親王が登壇する。
「KGUの完成だ。だが、これはスタート位置に立ったもんだ。始まりに過ぎない。葉加瀬ハヤト・夜見冬雪・加賀美れなの3人は絶対に来る。
久邇宮朝倉内親王はエンペラー自身高野山にて修行と天寿院の関係もある。この竣工式典に招待を受けて一人の噺家が挨拶しに来た。
「やぁ、時代が明治となってもう15年が過ぎたか。私は噺家でね。武士ではない。友禅とは顔なじみと言うのか共に幕府の重臣であった。訳があって私は幕府から離れて播磨国明石藩の小笠原家に世話となっていた。紹介が遅れた。名を名乗らせてもらおう。私は儒鳥風亭らでんだ。旧姓は西川播磨守らでん小路純衛門だ」
嘉永3年(1850)から安政7年(1860)と江戸での幕府の重臣時代であった後、播磨国明石藩の小笠原家に隠居することになった人物。二天一流の免許皆伝に加えて中条流の免許皆伝の腕前の武士であったが転身して噺家として多くの戦記・記録を眼で見て伝える努力をしている。友禅とは親交があって久々に表舞台に貌を魅せる。
異彩を放つ、和服姿におかめの仮面をかぶり、タバコを吸いながら刀を2本腰に差して扇子を手に持っている長髪の壮年の男性。
「KGUの全てを私が見た。聞いた。後世に伝えさせてそれが私の役だ。以後300年間の戦をこの噺家で聞かせるのが私の仕事だよ。だよな?友禅」
「そうだな、お前さんが突然幕府から姿を消して噺家に転身していたんだってな?驚きだ。噺家にな」
儒鳥風亭らでんとらでんの弟子にして鳥羽・伏見の戦を生き抜いた伊勢河崎を治めた商人の川村春侘瑞賢為衛門が同席していた。河崎の発展に尽力して伊勢を栄えさせた商人でありながらも武士であった男。
「戦乱から30年が過ぎた。今は西洋文化で栄えてる。俺も腰が折れる。らでんさんにはパトロンで世話になっている。昔のゲーム仲間だ。らでんさんに二天一流と中条流一刀流の指南を受けていたからなぁ、俺」
慶安4年(1651)~慶応元年(1865)と幕府の重臣であった。友禅に商売を教えた男。江戸で長い間塾を開き、その後は伊勢に転封して河崎を治めて、河崎・神戸・大阪の商売で成り上がった。味噌・醬油・酒・香辛料・武器などを河崎に輸入や輸出して神戸や大阪に店を出していた。らでんと知り合ったのは天保11年(1840)9月である。
「瑞賢のジジィ、久しぶりだなこの伊勢に帰ってきたいつぶりだ?KGUが完成してKGU周辺を栄えるのに瑞賢の腕があってモノだ。TOLAVEる!の瑞賢のジジィよぉ、らでんさんと連絡とってるなら先に言えよ」
「すまにょ、OPENRECに捉われてる。言い方を変えるとOPENRECに公式番組やメイド喫茶風の御悩み相談や体を張ったバラエティに精が出てて、疲れてるんだよ」
瑞賢は喫茶ルノアールと呼ばれる刃こぼれをしない大太刀を腰に差してる。
長い茶髪にサングラスをした黒スーツ姿にコートを羽織ってサンダル姿。麦わら帽子に煙管を咥えて
長治2年(1105)~文政13年(1830)まで京都に拠点を構えていた天翔鬼覇流の開祖にして日本最古の二天一流の流派を切り拓いた人物。
Jの遺志を継ぐ者一心家の人間は全員がJカップサイズの人間と意味を掛け合わせてJとミドルネームがある。起源は中東の聖地エルサレムのテンプル騎士団が起源でそこから日本に流れ着いて日本人に帰化してJの遺志を継ぐに至る。
「友禅?友禅はいるか?総長の代行で来たぞ。私は一心式部尉J一条寺えりか参上致した。澪を知ってるか?澪に剣を教えたのはこの私だ。フッ」
「僕はいるよ。えりか君。彼女は一心阿波家の分家にして天寿院家を裏で支えてきた裏天皇家だよ。いや、本当にご苦労様でした。澪君をKGUに率いたのは四条小路家と一心家は同じで血がつながってる。」
「見慣れない顔も多々いるんだがな」
エンペラーだ。KGU竣工式典は盛大に行われた。明治15年で明治初期にしては現代建築の様式に黒門を通る者がKGUは4年制の大学の教育機関でもある。
「荀彧か!」
「来たよ、遅れちまったわ、すまにょ、でもなぁKGUには客人を連れてきた。KGU《國學院大學》で
「ウィー―――――――ッす!?シャムゥでぇーす。はーい、どうもー、紹介にお預けいたしました。久しぶりの日本でこれは失敬。私は憂世壱与。徐福の末裔にして邪馬台国女王の卑弥呼の子だ。ニコニコでファンティアやFANZAでこのマシュマロボディーのデカイ尻・胸をウリにしてるって言ったらすげぇフェミニストや団体から怒られるが、星川サラの信頼は厚い。そうそう、葉加瀬ハヤト・夜見冬雪・加賀美れなの3人だろ?あいつらはシルクロードの国境付近だ。もう時期に日本来るぞ」
「貴重な意見ありがとう。壱与先生は殿下の左に座っていただきたい。」
エンペラーが席に案内すると日本人離れした西洋の血が混ざっている壱与はパイプ椅子に腰を下ろした。
「おい、荀彧?あの5人で間違いないのか?私の眼が直感が訴えてる。エンペラーは神を殺すそうあのエンペラーは映った。私が教える異能はあの5人に及ばない。しかし、葉加瀬ハヤト・夜見冬雪・加賀美れなの3人と来たか、マズいなぁ」
長治2年(1105)~観応元年(1350)とヨーロッパの中東・のフランスで戦っていたテンプル騎士団・マルタ騎士団最後の生き残りの一人としての名がキルシェ・アルデバランだ。その後日本に一時帰国して幕末では幕府を懸命に支えたが、会津戦争終えた後、五稜郭での八雲べにとの一件で役目を終えた。
「おい、荀彧や?気づけばもう30年も経っちまうのかよ。八雲べにとの国を分けた壮絶な戦は終えた。ようやくこの日本が平和と思ったら、葉加瀬ハヤトかい。まぁ、ええんじゃね?私もKGUが堕ちるまで戦ってやるよ」
壱与は日本に帰国したばかりで星川サラはレジディア西新宿に療養しており、KGUの副長補佐として
東京の浅草に噺家の演芸場を開いて、寄席に滞在しながら素顔は見せずにタバコを吸いながら扇子を振るKGU竣工式典は順調に進み、総勢関係者が2000名以上がここ倉田山に集った。
――――第3次キャスト――――
儒鳥風亭らでん旧姓西川播磨守らでん小路純衛門
男性:180㎝67kg
KGUにおける約300年間の争いを記録して血の時代にこの人物あり。かつては江戸幕府の重臣で友禅と肩を並べて政務を執り行っていたが突然の出奔して明石藩小笠原家の世話になった。
長髪で異彩を放ち、おかめの仮面をかぶりながらタバコを吸い、こうは見えても二天一流の免許皆伝で中条流の腕前を持っているが本人は武士を棄てた。長身で、長髪で現代に興味を持ち美しい金髪にサングラスをして噺家で銃のエイムはガチでクソ過ぎるが、戦神・死神・生贄を嫌い、死を患い、命を以て生命の意味を為す。
テスカトリポカを宿してる本人は嗤い、その進撃の嚆矢は紅蓮の焔を纏い、虐げられた家畜の安寧、豚を屠る一撃の斬撃は鏡のように、水面のように美しい。
令和92年(2110)12月31日までKGUの戦を見届ける。本編開始前に邸宅がある東京都中央区新川にて逝去する。
『KGU小噺伝聞録』第0巻~第150巻執筆し出版。
川村春侘瑞賢為衛門
男性:178㎝60kg
江戸時代に伊勢河崎含め大阪・神戸・京・長崎での商人としての実力で、だし文化や味噌・醬油・麹・酒・兵器・武器・火薬などの輸入や輸出の為に日本海側の海路を切り拓き、北海道から新鮮な昆布や魚類を大阪に提供し、大阪を大商業都市に発展させて食い倒れの街の名を欲しいままにして見せて、伊勢河崎の伊勢神宮と参拝客を繋ぐためにその商業と財を為した。
KGUの財力を最大限出資した人物。川村春侘瑞賢為衛門は伊勢河崎に死後埋葬されて伊勢河崎に眠る。その末裔には
一心式部尉J一条寺えりか
女性:168㎝59kgB110H111W57
KGUに来訪した四条小路家の宗家。澪に剣を教えた師匠。
ダメージジンズに革サンダルを履いて、長い髪は麻糸で縛り、大太刀と小太刀を腰に差して笠を被り煙管を咥えて異能力者との戦いを教える。
一心家は四条小路家を輩出させ、天翔鬼覇流の剣術を編み出して大酒飲みにして、
真っ赤な誓いを噛み締めて魂が奮い立たせて、二天一流の派生にして、中条流の覚醒天照大神を護る使命で編み出したのが全13の型が存在する天翔鬼覇流である。
女性:178㎝60kgB111H100W57
星川サラの代行で来訪した異能者との戦いには慣れており、異能者のランクはSSS級~C級とあって
死後、その遺骸は聖骸布に包まれてヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂に眠る。
KGU竣工式典
エンペラーが完成したての講堂脇でペットボトルのお茶を飲んでるところに、久邇宮朝倉内親王がフラット来て式典の台本を読んでいた。
「覚醒の兆しはまだか?いや、聞いただけだ」
「もうこの時代に争いがない。だが、葉加瀬ハヤト・夜見冬雪・加賀美れなの3人がKGUに脅威を感じる」
「だろうなぁ、俺もだ。エンペラー?神武の師であるソシエールは?ソシエールはエンリルの息子であり、娘だ。まぁ、お前の
「俺にも聞くなよ、殿下。マジで知らねぇよ。
「俺はセリフで頭がいっぱいいっぱいだ。パンクしちまうよ」
「明治天皇の甥がそんなこと言うかよ。仮にも、天皇の甥だぞ、アンタは。」
「式典も終わるなぁ」
「KGUが完成しただけでも僥倖だ。星川はそうか、邸宅にて療養中だっけか」
エンペラーは残念そうだった。星川サラは病にてレジディア西新宿305号室にて療養中ながらもオンラインでKGUの全体の指揮を執り行っていた。
「総長の責任を全うしてるのか」
「エンペラーさん!」
荀彧だ。荀彧が2人の娘を連れてエンペラーに顔を出した。式典も終わりに使づいて東京から伊勢に立ち寄って2人の娘を紹介した。
「紹介できなかったがふぁ、今なら会わせられると思ってな。」
「かわいらしい娘だな。」
「だろ?長女のフミだ。」
「フフフフフ・・・・・フミです」
「そんなに怖がる必要はねぇよ?俺は。」
「カルタ」
「親に似てるな。星川にとっちゃ孫か」
「あぁ、母さんに会わせられるのもあとわずかだ。せめてなぁ娘が成人を迎えるまでは生きてほしかったけどなぁ」
荀彧の手を握る2人の娘フミとカルタ。後にKGU全盛期の1940年~2000年においてマグナスカルタと呼ばれる勇往邁進の迅速果断の勇将である鋼鉄騎士カルタとはまだ先である。フミは天照大神と同格・天照大神の分霊として太陽の旗印を掲げて、KGU最後まで戦いエンペラーたち五賢帝を支える。というのもまだ先だ。
「さぁ、式も終わりだ。」
KGU竣工式典が終わって5年後の明治20年の10月。
KGUで最初に行われる祭事である倉陵祭が開かれることになる。
エンペラー、魔柄応神、四条小路澪、伴冷泉、磯城譲の5名はここで学ぶ学生の笑いと
「学生の笑顔はいつまでも耐えないのがいいことだ、エンペラー」
「あぁ、そうだな」
「何か気になる事でも?」
「いや、別にねぇよ。」
「葉加瀬ハヤト・夜見冬雪・加賀美れなの3人が朝鮮を出立した。もう時間がない」
「それで」
5人がKGU新館1号館の屋上テラス席で話してると友禅が来た。
「楽しむがいい!」
「学生本分で楽しむのを視るのはいいんだよ、俺らは。」
エンペラーたち5人は幕末に生きて歳を重ねていた。KGUを創り上げた。あくまでも久邇宮朝倉内親王が初代の総長で5人は隠居の形式をとっていた。
束の間の平和だ。
エンペラーはKGU創設後は3カ月ごとに高野山に帰山している。
そして明治23年(1890年)星川サラがレジディア西新宿にて逝去。
臨終の際には多くの人間がここレジディア西新宿に呼ばれた。
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