令和版🐢浦島太郎🐢

たから聖

第1話 『おいおい✋』

『太郎〜〜?!太郎、起きなさ〜い?! 』






『んん、、、。ねみ……。』



俺、太郎。普通に高校通ってる。

だけど毎朝の日課は、コロの散歩から始まる……。




『さ、シャワー浴びて散歩行くか🚿』





♡♡♡♡♡♡♡♡♡




コロは、俺の小さな時にウチにやって来た。



小さな小さな、可愛い犬だった。



だけど、ダンボールの中に

捨てられてたんだ。

偶然俺が、見つけたから良かったものの、




ホントに世の中ひでぇ事するヤツ多いな!




『コロ〜〜散歩行くぞ〜〜』


『ワフンワフン♡♡♡』


『おいおい、分かった!分かったから。よしよし🐶♡』





いつもの様に海辺を散歩していると、、、何やら亀らしきものが

見えてきた、、、。




俺はそぉッと近寄ってみる。

『??!』




亀の足から血が出ていた。


『うわ〜気の毒だなぁ、、手当するか…… 』




都合良く、ハンカチを持っていたので、亀の足を止血しつつも、

ハンカチを包帯の様に巻いてあげると……



亀は涙を流して、開口一番、俺に話しかけた。



『いやぁ、ありがとうございます!!助かりました!!』



『は??!!』

喋る亀に、俺はビビり散らかす。



でも、コロは亀に懐いていた。

この不可思議な状態で、俺は


を受け入れていた。




『どしたの?亀さん。』



『いやぁ( ´>▽<` )ゞ、、人間がゴミをたくさん捨てるもんだから……引っ掛けてケガしちゃってね?お兄さんありがとう!』





『喋る亀かぁ、なんか何処かで聞いたような??』




『お兄さん、礼と言っては何だけど、俺の居る海の世界へ着いてこないか??』



『へ??!』




『まぁ、難しいことは言いッこなしさ!!背中の甲羅に乗んなよ!




『マジか〜〜〜❤』






『ワンチャンも連れてきて良いから。』




『ホントッスか??!』






『やったな!!コロ〜〜海の世界だってよ〜!!ワクワクすんな!』





『さぁ乗った乗った!!行きやしょう!』






ちょっぴり、べらんめえ口調の亀には、ビビるが




海の世界へと招待された、コロと俺は、まさかの待遇を受けるなんて!!




【昔懐かしの浦島太郎ジャン!】







『ささ、乙姫様がお待ちですからな?!』






俺は1人で、ガッツポーズを取って喜んでいたのだが……




果たして、乙姫様ってどんな美人さんだろーな??!






俺は興奮しながらも、コロと一緒に亀の背中に乗って


海の世界へと出発したのであった。

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