140字の小説
自由らいく
140字の小説
ラブコメ
二人乗り
「原付きってこんなもんなの?遅くない?」不満そうに後ろに乗る彼女が言う「君が乗ってるからね」「…私が重いってこと?」返答に困る。「…僕の君への愛が重かったってこと」「ギザなこと言うなぁ」言葉の割に嬉しそうに腰のあたりを強く抱きしめられ、背中には顔が寄せられていた。夕日が綺麗だ。
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