「タピオカ」におそわれた!

露店でタピオカが売っていたので買った。

ただちに「タピオカ」におそわれた。

「つぶつぶ」が私の鼻の中に入る。

「つぶつぶ」が私の脳天を直撃する。

非常に魔力が強い。

ちっ、私もついに本性をあらわにするときがきたか―。

召喚!ファイヤーパスティマスドラゴン!

攻撃力は1万2000だ。

つぶつぶは一粒の攻撃力が10だから、つぶつぶ1200個まではこっちの勝ちが保証されている。

その数に達するまでに「つぶつぶ」を倒さねばならねい。

だが、肝心なことに気づかないでいた。

「つぶつぶ」は液体とともに行動していて、液体によって攻撃力が補給されるのである。

そのため、じっさいの攻撃力よりも高い攻撃力をもつことになる。

これでは倒せない!

そこで、こちらは防御力を増強することにした。

防御魔法!グリフィティカルシールド!

防御力5000。よし、まだ耐えれる。

「タピオカ」は私を攻めてくる

わーっしょい!わーっしょい!

タピオカのつぶつぶ団が一生懸命に一致団結している。

ふん。そんな単純なかけごえで一致団結だなんてくだらない。

こちらにはもっと素晴らしい掛け声がある。

ソンヤーボンヤハウァスター!ソンヤーボンヤハウァスター!

すると、ぼくの愛しているママが帰ってきた。

「こらタカシ!お外のワンちゃんが「レモンサワーうます!」ってさわいでてうるさいわ!」

「ママ!ダメだ!こちらは今、クリアランスセール中!」

ママにファイヤーしてしまった。

あたり一面火の海になる。

「なーんだ、今さっきトースター買ってきたのに。」

ママにはかなわない。

ママにわさびシチューをおみまいしてやった。

ママは倒れた。

タカシは経験値500手に入れた。

同時にタピオカが消えた。

じつはママはタピオカの化身だったのだ。

普通母体をたおしたら消えるものだろとつっこみたかったがまあいい。

私はトビウオになった。

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