第491話 形だけのメインバンク
夫の給料が振込される職場で指定されている銀行は田舎では1つだけ。
これがあんまりうちとは相性がよくない。
今は使わなくなったトラベラーズチェック。
その銀行の別の支店で購入して、帰国後に残りを換金しようとこちらの支店に持ち込んだら「これは本物ですか?」とまず疑われることから始まった。
かなりの時間を詐欺師みたいな扱いで待たされて、謝罪もなく換金して帰らされた。
「購入した支店に電話かけますけど、いいですか?」とか、本当に犯罪者みたいな対応だったよ。腹が立つ。
実際に電話してるし。あの若い女性銀行員の嫌な目も忘れないよ。
田舎だからトラベラーズチェックの取り扱いの経験もないのだろうが、いくらなんでもねえ。そっちの勉強不足で嫌な思いさせてさ。
そんなこんなでメインバンクではあるが、むかつくから私の給料なんかは別の銀行口座に入るようにして、いろいろな手続きはそちらでやっていた。
地元の信用金庫の方が親切丁寧なのだ。
子どもの学費など信用金庫で振込をしていたのだが、忙しくて移動する時間がなくて渋々メインバンクで振込するかと先日振込用紙を持って窓口へ行ったら、つっかえされたのだ。
本人確認ができないから、振り込みができないと。
本人は県外の学校に行くために一人暮らしをしていて、学生証や保険証は本人が持って出ているから私は持っていないし、学校から発行されている振込用紙で親が振り込んでくれという形なのに、なぜ振り込めないのか?と窓口できいても、
「振込できません」
しばらくして窓口の人より偉いだろう男性が出てきて、あれこれ説明はしてくれたが結果は変わらず。
説明を長々とされても振込させてくれない結果は変わらないそうで、時間の無駄だとメインバンクを出た。
その足で私の大好きな信用金庫へ。
それまではそこで振り込んでいたから話はスムーズ。
振込ができた。そして、ATMで直接振込してもいいのなら、それがお得ですよとも教えてもらえた。それもメインバンクは何も言ってこなかったけど。
メインバンクで振込拒否された愚痴も聞いてもらった。
そんなメインバンク。
ちょっと大きなお金が口座に入ると、目の色変えてすぐさまやってくるのだ。
全然顧客の要望を聞いてもくれないくせに。
今回も自宅にやってきて、NISAのチラシを渡された。
チラシ渡す前にきちんとやれることを確認してくれと言いたい。
ちなみに私はこのメインバンクの口座は作っていない。
親切なゆうちょと信用金庫が大好きだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます