第451話 図書館で思うこと

家でゆっくりしているしかない状況なので、買い物ついでに市立図書館へ出向き、数冊の本を借りてきた。


もう感染力は私にはないのだろうけれど、咳が出ると申し訳ない気持ちになるから、さっと本を決めて借りて出た。


平日の日中は、家に居たくない高齢者のたまり場になっている。

新聞をずっと読んでいるおじいさんが多い。


調べものをしたくて混んでいない平日の日中に図書館へ行くことが多かったが、毎日通っているんだろうなと思われる人が結構いる。

何かで読んだが、この近辺の町の高齢者が時間を潰しに来ていることも多いらしい。

自分の町の図書館へ行けばいいのにと思うが。

そちらも立派だ。


昔、子どもたちが小さい頃、図書館で本をよく借りたのだが、子どもたちが本を選んでいる間に、若い男性がずっと後ろをついてくるのを見てゾッとした。

子どもの本のコーナーで、子どもとその親くらいしかいないのだが、いつ行ってもその人がいて、子どもが来ると少し距離を取りながら付いてくるのだ。

トイレに行こうとしても付いてくる。

私が監視しているとわかると、ついてくるのをやめる。

絶対、悪い考えを持って行動しているのだと思う。


今はその人は見ない。

私が子どもの本のコーナーに行かなくなったから見ていないだけで、今もずっとぐるぐるターゲットを見つける為に回っているのかも。

別の場所に移動しているだけなのか。


大きい本屋さんで子どもの本のコーナーにも似たような人間がいるので、田舎でも要注意。

人の悪口はすぐ言うのに、こういう情報は全然回ってこない不思議。

普通にどこの誰と特定できているのかもしれないけれど。

あえて、外部から来た自分みたいな人間には情報を出さないのかもしれないな。

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