第209話 陥入爪

指の爪の端が皮膚に刺さって炎症を起こす。

これをずっと「巻き爪」だと思ってきたのだが、「陥入爪」というらしい。

私は手の指も足の指もよくそういう状態になる。


今は、足の爪の何本かでその状態になっていて、歩くのも痛かったりする。

消毒して薬を塗って治すのだが、あまり酷かったら病院へ行くと早い。


ささくれが出来て、うっかりそれを剥がしてしまって炎症が起きてしまうと、これまた同じように腫れてしまう。


指が腫れた状態になると、作業したり歩いたりするのが億劫になる。

痛いから。


爪の切り方がよくないとも言われているから、なるべくこれからはやすりなども使って爪を整えようかと思う。


私の手の指の爪は、よく割れたりするから、割れそうな長さになるあたりで切っているのだが、容赦なく刺さってくるのは納得いかない。

弱いくせに八つ当たりしているようで。

割れたら修復として透明なマニキュアでコーティングする。

大胆に割れた時は、ぎりぎりまでカットして、テーピングすることもある。


おしゃれにそんな気を遣うこともないのに、こうして自分の爪に振り回されるというのは複雑。

基本的に主婦だから、日常的には爪に色を乗せることはないし、キーボードを叩くから長くもしないのに。


ぼーっと夕食を作っている時に、自分の爪と一緒に野菜を切ってしまうこともある。

そぎ落とすという方が正しいかな。

指を切らずに済んでも、なんかどうも背筋が寒くなる。


念入りに包丁を研いだ後にそういうことが起きるから、最近はかなり気を付けるようになった。

ちょっと間違ったら、爪だけで済まないから。


陥入爪にならないための爪の正しいカットの仕方が紹介されていたのだが、やってみたら爪が割れた。上手く切れない上に、切れてもその長さが私にとっては合っていないからかもしれない。


こういった問題を解決する専門のお店が田舎にもできたそうだが、なかなかのお値段なのと、家から近いからきっとプライバシー皆無なんだろうなと想像できてしまい、ぐだぐだと家で悩みながら過ごしている。


とりあえずは、炎症が早く治りますように。

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