第25話 免許取得前のお話

30代になってから夫に自動車教習所に強制的に入校させられて

渋々車の運転をするようになった私。


大学時代に免許を取れば良かったのだが、第一志望の大学に

受からなかったら教習所の代金は出さないという親との約束があって

見事に不合格であったことから、なんだか面倒になってしまって

結局取らずじまいだったのだ。


大学時代はアルバイトに行くのもバスや自転車。

元気だったらどこでも行ける!とアホの子だった。


そのノリで結婚後も自転車を買って、車を出してもらえない時は

遠出をしたりしていた。


コンビニ規模のスーパーは2キロほど先にあったから

そこへ行くこともあったし、そこに置いていないものが

欲しい時には、7キロほど先に大きめのスーパーへ

自転車を漕いで行ったものだ。


問題なのは、どちらも峠をこえなくてはならないということ。


自転車を押して歩かないとならないほどの急な峠を

大きめのスーパーに行くには2つこえないとならない。


新しい道と旧道があり、車がたくさん通る新しい道が怖かったら

旧道を通ればいいかとそちらを選んで通ったら、後日近所の方に

「そっちの道は出るよ」と言われてブルブル。


幸い見たことはない。このまま見ないですませたい。

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