第24話 美意識

これは私の仮説。


田舎は街とは人に対する美しいという認識が違うのかもしれない。


よく田舎出身の芸能人で

「子どもの頃は地元でいじめられていました」

というのを聞く。


「もてませんでした」というのも。


あれは謙遜ではなくて、事実じゃないかと。


子どもが田舎の学校に通っている頃、かっこいいとかカワイイとか

言われている男女の顔を見たが、「え?」という感想だった。


カッコ悪いとかブスとか言うつもりはない。

学校でクラスで一番かっこいい男子、カワイイ女子と名指しされている

子たちは、普通の容姿で、街出身の私たち夫婦からすると

もっとかっこいいカワイイ子がいるのになぜ?という。



今は高校を出たらみんな一度は街に出ていくから、その時に

自分たちが少しずれていることに気が付くのかもしれない。


田舎でかっこいいと言われていた男子の親が

「うちの子、Jに入れたらいいって言われるの~」と

言っているのを聞いて、すごい自虐ネタだなと思った私。

親は気がつかないままいくとして、本人は18や19で

気がついて傷つくんだろうな。

それはそれで気の毒だな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る