第17話 美味しい物

田舎に住んでいると、ちょっと疲れたから今日は軽く外食でも…

なんてことが難しいこと難しいこと。

新型コロナの影響で、今はかなりのお店でテイクアウトを

させてもらえるようになったとはいえ、田舎は元々お店が少ないのだ。


お寿司も配達不可という田舎の中の田舎に住んでいるので

今日はテイクアウトするぞ!とか外食するぞ!とか

固い意志で決めておかないといけない。


お店も気軽に休んじゃうこともあるから、前もって確認しておくべき。


ハードルが高いから、どうしても

「もういいよ。私が作ります。」となりがち。


外で食べるとなると誰かがアルコールをとらないということにもなるし。


田舎に住んで長くなると、ケーキも自分で焼いてしまうし

そこそこのレベルの料理なら作れるようになってしまって

逆に気合いをいれて外食しても

「あれ?これは私が作った方が美味しいのでは?」という悲劇になることも。


料理自慢とかそういうことでなく、

食べてみたいなと思った料理を作ってくれるお店が近隣で見つからず

レシピを見ながら作ったら、結構なレベルで再現できていて

そこそこ美味しいという話になってしまうのだ。


材料を田舎で調達すると、新鮮で美味しいというのも

プラスαになるのだろう。


田舎にやってきて、何か地元のお店で食べて帰るよりも

道の駅なんかで新鮮な素材をたくさん買って帰って

自宅で調理した方が意外と美味しいですよという話。


田舎の人はそんなに外食しないから、唸るほど美味しいレベルの

お店を探すのは難しいし、そういうのは秘密にしているものだ。

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