あおり、あおられ、亜織ちゃん⁉︎ 〜全国煽り運転撲滅運動推奨〜(嘘)
🌸桜蘭舞🍒@暫くお休みします!
第1話 運転免許、とれましたっ!
私の名前は
二十歳、大学二年生。
ちっちゃい頃から、パパの助手席が大好きで、絶対免許取って今度はパパを助手席に乗せるのが夢だったの。
『108』、『108』……、
あっ、
あったぁ!
ふぇ〜
やっと取れたよ、運転免許!
これで私も、ドライバーの一員ねっ!
アルバイトとお年玉で貯めたお金と、残りはパパが『おめでとう』のお祝いで出してくれたの。
私の愛車、ピンクのスペーシア
名前は『ハロハロ』
車のナンバー『8686』にしたの♪
ホントは、『ルポ〜ン三世』に出てくるアレが欲しかったんだけど、パパが、
『国産車でいいのがあるぞ』
って見せてくれたこの車。
可愛い〜っ!
もうっ、一目惚れよっ!
もう、コレに乗る為に、パパに練習付き合ってもらって、今日まで頑張って……、
……やっと取れたわ。
今までは、パパが隣に乗って貰わないと道路に出られなかったけど、公道デビューしてから一ヶ月、遂にパパ無しドライブよっ!
今日は、初めて友達を乗せて大型ショッピングモールでお買い物っ、ですっ!
「おいっ、……本当に大丈夫かっ? 左右ちゃんと見るんだぞ! 亜織は知らず知らずのうちにスピード出し過ぎるから、気をつけないと……」
パパは、心配そうな顔で私を見てる。
もうっ、過保護なんだから〜。
私、二十歳よ、もうっ?
オトナのオ、ン、ナ、なのよ。
風を切って、颯爽と車を走らせる女性に憧れて……、
正に今、私がその女になるのよっ!
「ああっ、もうっ 分かってるわよっ! じゃあねっ、パパっ」
♪♪♪♪
まずは、友達のヒロちゃん家にゴーっ♪
高校、大学と一緒の私の大親友。
パパも、
『ヒロちゃんと一緒なら安心だな』って。
もうっ、実の娘より信頼されてるなんてっ!
まぁ、その位のしっかり者で、
……自分で言うのもなんだけど、そそっかしい私をいつも助けてくれるの。
へへっ、でも今日は私がヒロちゃんを助手席に乗せて、カッコいいトコ見せちゃうんだからねーっ!
その前に、……ちょっと、お手洗いに行きたくなっちゃった。
……確か、この先に広い駐車場があるコンビニあったわよね?
そうそう、ココよ。
あそこの誰も停めてないスペースへ……、
バックおーらいっ!
あれっ?
何回やっても斜めになっちゃう。
もうっ、
……まぁ、ちょっとくらい斜めっても大丈夫でしょ?
それより、……漏れちゃう。
♪♪
「はぁ〜、スッキリした」
あれ、あっという間に駐車場いっぱいじゃない?
私のクルマの隣の人、平気かしら?
見たところ、……営業車ね?
休憩中かしら?
恐る恐る近づくと、目が合った。
……ちょっと怖そうだけど、まぁまぁのイケメンじゃない?
私の天使のスマイルで誤魔化せば、平気でしょ?
「ニコっ」
「……」
めっ、目を逸らされたわっ?
しかも口パクで、
『ウザっ』って言ったわよねっ?
まっ、まぁいいわ。
こっちが悪いんだから。
初心者マーク付けてるんだから、大目に見てよねっ?
とりあえずペコっと、お辞儀をして、
車に乗り込……めない。
狭くてドアが開かないわ。
無理に開けたら、隣の車に当たっちゃう。
ふにゃ〜
……ってしてたら、隣の車がエンジンをかけ、私を手で『どけっ』って払うジェスチャーをして、車を前に出してくれた。
あぁっ、ゴメンなさーい。
急いで車に乗り込んで私の車も前に出す。
すると、隣の車はまた元の位置に戻って、エンジンを切った。
パッ、パッ
ハザードランプを点滅させ、
『ありがとう』の合図を送り、駐車場を出……、
出られないっっ!
ココは青梅街道の二車線道路の交通量の多い場所にあるコンビニだった。
中々出られず、……五分程立ち往生しちゃったわ。
……もうっ、先行き不安しか無いんですけどーっ?
♪♪♪♪ ♪♪♪♪
ボク、ハロハロっ!
ボクの燃料はホシとハートだハロっ(恥)
四話で終わるから、応援してねっ♪
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