第5話 ギャルとオタクの口喧嘩




「二次元に夢中になるとかマジでイミフなんですけどー」

「なんでそんなにオタクを否定するんだよ」


 アニメなんて興味ない

 現実じゃないでしょ?

 いったい何の意味がある


二次元には夢がある

現実にできない

ことができるし


 物語なんてどうでもいいじゃん

 本当のことじゃないんだし

 所詮他人の想像でしょ


空想には可能性がある

現実の事前練習だって

不可能じゃないんだ


 ゲームとかさ意味なくない?

 自分が強くなるわけじゃない

 ただのデータじゃむなしくならない?


儚い世界だからこそ素晴らしい

自分以外にも目を向けられる

気軽に身近に思いやれるんだ


ーー平行線の口喧嘩 変わらない立場 そのまま続行ーー


ーー終わらないなら 分からない?ーー


ーー二つの立場が交わる時はーー





「ストーリー」


 うちのクラスにはいくつかのグループがある。


 その中で一番目立つのが、とあるギャルのグループである。


 オタクである俺は、そのギャルの一人に目をつけられてしまったらしい。


 毎日口げんかがつきないよまったく。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る