退屈しのぎ

saito sekai

不気味な二人



コンビニに、名物な男の客が来た。惣菜な所で、なにやら悩んでいる。遂に彼は呟いた。


「そうだ、お昼ごはん何にするか、あいつに聞こう」


あいつとは、彼が飼っている犬の事だ。犬に聞かなきゃ、自分の飯も決められない。


珍妙な彼は後日、取材を受けた。


「犬の言葉って、分かるのですか?」

「いいえ、全て演技でした。私は世間を欺きたかったのです」それを聞いたインタビューアーは、突然四つん這いになり「ワン!ワン!ワン!私の言葉分かりますよね!!チッキショ―!」と迫るのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

退屈しのぎ saito sekai @saitosekai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ