第3話 佐々倉 唯
突如始まった自己紹介にテンションが下がる一方で、一部の陽キャが乗り気になっている。ゲームのことを考えているだけで、自分の番になっていた。簡潔に自己紹介して目立たないようにするか、
世真「板倉世真です。趣味は小説を読むことです。」
クラスが静かになってしまったけど、知ったこっちゃない。自分には、関係のないことだから。
???「あっ!さっき会った人だ!」
は?誰だこいつ。驚きのあまり、顔を見た。そこには、見たことのないような可愛い美少女がいた。
世真「誰?、、、」
???「えっ?忘れたの?朝、助けてくれたよね?」
電車の時、落とし物をした人か?
世真「、、人違いでは?」
???「あはは、、そうかも。ゴメンね急に大きい声だして、」
世真「あっ、はい。」
やっぱり、人違いだったか。あんな美少女なんて見たことないし勘違いだな。自己紹介は、適当に流していたらいつの間にか、1時間目が終わってたので一人になるために使えそうな場所を探しに行くか。
世真「思ったより早くいい場所が見つかったな、」
使われてなさそうな、もの置き場を見つけて思わずにやにやしてしまう。危ないな、こんなとこ見られたらキモイやつって見られる。使われなくなった辞書や本が置いてあるので、座る場所には困らなさそうだな。はぁ~、つまんないなぁ。早く帰りてぇ。
バンッ!
???「こんなとこでな~にしてるの~?」
世真「えっ、怖!てか誰?」
あれっ?よく見たら、自己紹介で絡んできた人か?
???「えっ?名前分かるよね?!」
世真「知らないし、興味もない。というかここから出て行って。」
???「なんで?!ちょっと話そうよ!お願い!ほんのちょっとだけだから、まじで!」
世真「1分だけな」
???「分かったよぉ。朝、財布拾ってくれたよね!覚えてるよ。」
世真「そんなこと、、、あったな。」
???「でしょ!さっき、人違いとか言われてあの場では引いたけど、なんか、こう、負のオーラがすごすぎて、諦めました。」
世真「そんなん出てた?!」
???「うん。近寄るな!みたいな、」
世真「まじか、、」
話してみると意外と面白い人だな、てか名前なんなのー------?
???「そういえば自己紹介の時、上の空だったからクラスメイトの名前、憶えてないんでしょ!」
世真「うぐっ、そんなわけないだろ!」
???「じゃあ、私の名前は?」
世真「、、、斎藤。」
???「そんな名前の人は、クラスにいませーん。適当言ったでしょう!私の名前は佐々倉唯だよ。」
世真「っていうか、1分余裕で経ってるからお引き取りください。」
唯「あっ、」
ふぅ、邪魔者処理完了。無理やり部屋から押し出してやったわ。2度と話しかけてくるなよ。
------------------------------------------------------------------------------------------------
ノニノです。
うん、、忙しい。投稿頻度迷ってます。最低でも2日に一回更新になりそうです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます