第32話 クレア登場の2

かえる。でございます。

さと。ってご主人様の友達がスクーターを買った。

クレア・スクーピーっていうらしい。

ビーノは、可愛いじゃない?っていってるけど、

なんか嫌な予感がする。

さと。が、

「じゃじゃーん。買っちゃいました。かわいいでしょ?中古だけど、きれいだし、即決めしてしまいました。(笑)」

あ。どっかで見たことあると思ったら、親父さんの知り合いの店にいてた奴だ。

親父さんがおいらに乗ってあの店に行ったとき、

クレクレいってたスクーターだ。うわ、やっぱ嫌な予感が。

ご主人様が、

「そのスヌーピーってお父さんの知り合いの店で買ったの?」

も、言い続ける気マンマンだな。ご主人様。

けい。が

「スヌーピー。かわいいね。」

うわ、ご主人様と組んだわ。スヌーピー決定だわ。

さと。が、

「お店の人がこのスヌーピー。ちょっと古いけど調子いいよ。って。マフラー新品で色々新しい部品に変えたから。お買い得だよー。って。」

うわ。スヌーピー。認めたわ。ポジティブだわ。それに・・・その整備の仕方って・・・。多分言ってることはうそじゃないけど、多分・・・。

まあ、この3人なら無茶な運転しないだろ。うん。

すると、スヌーピーが、

「というわけでよろしくねん。」

「よろしく。スヌーピー。私はビーノ。」

「ほら、かえる。あいさつしなさい。」

「よろしくスヌーピー。おいら、かえる。」

続けてかえる。が、

「でさあ、スヌーピー整備したのってお店の人じゃないだろ?」

スヌーピーが、

「せいかーい!でもちゃんと手慣れた人だったよ。店の人よりうまいかも。だって体が軽くなった気分になったもん。」

あ・・・。親父さん。何やってんだよ。人の店で・・・。


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