少女と刀と深い森
リュカギン
第1話 夢の中の森
わたしは、
でも、
◇
「まずは一体!」
「ユウコ! 左から来てるよ!」
友だちの声が
名前はミカで、
「
大きく答えて、左へと
この
「いた!」
日本刀を
低木のモンスターの
「二体目!
わたしは、大きな声でミカに知らせた。
「さすが、ユウコ!」
ミカが答えた。
友だちと
しかも、自分が、
わたしは
「次は、どこかなー?」
「ハァ、ハァ。お
ミカが
わたしは、
「ミカもお
「うん。ユウコのおかげだよ。また明日」
ミカも
◇
わたしは目を
あの
「お
妹は小学生で、
「うん。もう起きるよ」
今日も一日、
「ミカちゃーん! おはよう!」
わたしは、
「おはよう、ユウコちゃん。朝から元気ね」
ミカが
ミカは、同じ中学校の
かく言う自分も、長い
「ねぇ、ミカちゃん。今日は、どっちに行く?」
「そうだねぇ。
「分かった。いつもみたいに、
もちろん、
ミカは
「ミカさん。おはようございます。またゲームのお話ですか?」
途中まで
「妹ちゃんも、おはよう。今日もカワイイね」
ミカが
妹が
妹は、夢の世界にはいない。夢の世界のことを知らない。先ほどの会話も、ゲームの話だと思っている。
「
良い友だちに出会えて、本当に
◇
森の中を
「五体目!」
「その奥、
ミカの声が
「
木々の間を
「六体目!
わたしは大声で、ミカに知らせた。
キノコ型の集団の前に
「
わたしは、見たままのことをドヤ
目の前のキノコ型を
キノコ型が消える。次々と消えていく。
キノコ型が
「まだまだぁっ!」
わたしは
ザコすぎる。
「ユウコ! 何だか、変なのが近づいてきてる!
ミカの
ミカは、ザコモンスターに
木々に
「分かった! ミカが
答えて、
モンスターから
キノコ型の
「ユウコ! ちょっと
ミカの声が
ミカは
「どんな
ミカに追いついた。わたしと
「ハァッ、ハァッ……。えっと、変なのの反対
ミカは、わたしと
「分かった。じゃあ、
「うん。ありがとう、ユウコ」
ミカの
いた。
たくさん
足は、あるのかないのか分からない。
わたしは、駆ける。木々の間を
モンスターどもが、
ミカは
地面を強く
「まず! 一体目!」
高い木みたいなモンスターの一体の、
両断したやつが消えるのを
そのまま、モンスターの
包囲の
「たぁっ!」
力強く
次の
このモンスターは、きっと包囲
でも、その
こっちは、この
「ユウコ、
ミカの
わたしも
見あげるサイズの、かなり大きなモンスターがいる。木の
見た目が、バケモノすぎる。球体の上に、
「いいから、ミカ! 早く、こっちに!」
わたしは
バケモノと、ミカが
ミカが
「くっ……」
思わず、
手近な木のモンスターを
「どけっ!」
次のやつを
バキンッ、と
「しまっ……」
いや、しまってなかった。刀は折れてない。じゃあ、何が折れた音だったのか。
わたしは、
両刃の
「あっ、うぁっ……。ミッ、ミカーーーーーッッッッッ!」
この
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