エッセンス・エッセイ「vol.2 このマッド・サイエンティストめっ!!」
「このマッド・サイエンティストめっ!!」
https://kakuyomu.jp/works/16816452218858950363
「食人鬼オンライン:科学の姫と奪還プロトコル」
https://kakuyomu.jp/works/16816452221206724709
人生、二作目の作品です。
テーマは「会話劇」と「一話完結のコメディ」になります。まあ、続いていく内に中編も混ざってはいきますが、当初は『一話』で完結するように意識はしていました。
執筆当時? もしくはちょっと前だとは思いますが、『変な部活もの』が流行っていたので、その形を借りて、作中では『地下研究所』とし、集団としての役割を与えました。
後輩キャラ、暴力キャラ、そして今作のヒロインである『トラブルを持ってくる』天才キャラを設置し、レギュラーメンバーとなっています。
……一応、ファンタジーなので『科学者』という設定ではありますが、科学知識などはまったく出てきません。
作者がそう詳しいわけでもないですし、ギミックとして利用しているだけですね。
なので実のところ、科学ではなく『魔法』でも良かったんです。
今なら『異世界から持ち帰ってきたアイテム』を起点に、トラブルを起こし、コメディとして消化するでしょうか……?
『異世界』が出てきてしまうと設定を根本から変えることにはなってしまいますけどね。
ちなみに、以前に書いた短編「へやの隅っ子・メシアちゃんのありがたメイワク」は今作のリメイクのつもりで作っています。
https://kakuyomu.jp/works/16816700426091281736
前作の「アビリティ・ランキング」と今作の「このマッド~」、そして次作の「妖一族」は同じ世界観を共有しています。
「このマッド~」と「妖一族」は同時期での設定で(執筆時期も重なっています。確か○○編を交互に書いていたような……?)、それぞれのキャラがゲスト出演していたりしますね。
意図があった、というよりは、同時期に書いていたので、思いつきで出してみた、というだけの話ですけど……。
ただ『科学者』と『妖怪(オカルト)』という、対……(?)になっているようなテーマではあったので、絡めたいなあ、とは思っていました。
同時期に書いていたおかげで、会話のノリも似ているので、登場させて絡んでも違和感はなかったですしね。
両方の作品を読んでいれば、ニヤリとできるような要素を盛り込んでみたかったんです……、片方しか読んでいない人からすれば、唐突な「誰だ?」だったかもしれませんが。
第二部にあたる「食人鬼オンライン」は、執筆当時の流行りの『ゲーム世界に入り込む』をガッツリ書いていますね。
こういう流行りは避ける傾向があるのですけど、まったく触れないというのも勉強にならないので利用してみました。
結果は『未完』で止まっているのですが……、申し訳ない。
後々、再構成してリメイクするつもりです。公開済みのところから先のプロットが消滅してしまい、白紙になってしまったので……、
なんとなくで書くことはできそうですけど、それだったらちゃんと設定も振り返って書こう――と思い、『ハッピー編』で完結としました。
「このマッド~」に限らず、初期の作品はプロットなしで作っていたので、振り返るのも難しいという壁もありますが……、なので、一部を引継ぎ、新しくする方が早いんです。
「アビリティ・ランキング」のリメイクは、元から大きくずれてはいませんが、「このマッド~」に関しては大きく、というか根本から変わるかもしれません。さきほど言ったような『異世界から持ち帰ってきたアイテムを起点にトラブルが起きる』みたいな?
ヒロインは、主人公への好意が漏れている天才博士のアキバ……なのですが、主人公を慕いながらもすぐにふざけて、自身の世界観に巻き込む後輩キャラのモナンが、徐々に台頭してきている印象が強かったですね。
アキバが城に囚われたヒロインなら、モナンはそのヒロインを助けにいく道中、背中を預けられる相棒と言ったところ……? こうなってしまうと接触する機会が多いモナンが、ヒロインらしくなるのは当然なのかなあ……と。
厄介ごとを持ってきてくれるおかげで、お話も動かしやすいですし、使い勝手がいい、というのは作者目線ですけどね。
食人鬼オンラインは、まさにモナンのための舞台と言えるかもしれません。
そんなわけで、
初の学園コメディ「このマッド・サイエンティストめっ!!」でした。
次回は「妖一族」です。
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