第2話 大学

pppppp.....バン!!!ガッシャーン!!


朝、目覚ましを勢いよく止めた。

落ちた。粉砕した。床には電池やらなんやらが飛び散っている。せっかく買ったのになぁ...。


「だからうるさーーーーーい!!!!」


また昨日と同じく扉が勢いよく開き、見覚えのある顔と対面した。アイツ来すぎだろ!!


「そんなうるさかった!?」


「うるさいわよ!!アンタの部屋から毎朝騒音が

聞こえてくる私の気持ちわかる!?」


まだ寝転んでいる俺の体をゲシゲシ蹴りながら文句を言っているカナの顔はなかなか凄い。


「分かったって!ごめんって!」


「もういいから早く準備しなさいよウザイわ

ね。」


「ひどい!!」


デジャブを感じながら朝の支度を済ませた。

俺まともに朝迎えたことあるっけ....。


「早く行くわよ!!」


「ハイハイ」


「ハイは1回!!」


「ハイハイ.....っていだだだだ!!!」


なんて会話をしつつも無事大学に着いた。

ここが青海大学か...広いな....。


「何ぼーっとしてんのよ。行くわよ」


「おう」


そして階段を上り学校へと入った。



--------------------


ダルい入学式を終え、カナと合流。

彼女の手には何枚かチラシが握られていた。


「おう。ってなんだそれ」


「あ、これ? サークルのチラシよ」


「あ〜サークルねえ」


「どこに入ろうかしら🎶」


カナはキラキラした目でチラシを見ている。


俺どこに入ろう...全然考えてなかった....。


「Hey!そこの君☆☆」


入学そうそう声をかけられた。

しかもものすごいチャラそうな男に。


「え、ハイ。」


「1年だよね☆うちのサークル見にこない?」


俺とカナは顔を見合わせた。

嫌な予感。

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