┣人間関係・浪馬【幕間】


🔳洋

■廃スタンドを知っている

「そう言や、この近くだったよなァ……魚々島のアジト」

               ──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の三


■烏京戦の感想

「紙一重の勝負やったらしいな」

「ギリギリッてのは間違いねェな。

 なんせ両手足ブチ抜かれて、立てもしなかッたんだからヨ。

 けど勝ッた後の魚々島の顔見て、そうじゃねえとわかッたゼ。

 あの豚野郎、全部、計算くだったンだ。

 どうせ治るッてンで、烏京の技をアリッタケ引き出しやがッた」

               ──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の四


■最大級の賛辞

「誰に聞いてやがンだ、テメーッ!

 と言いてえトコだが……『やらなきゃわからねェ』」

「やらなきゃ……か」

 ごく普通の答えだが、毛呂を「タコ焼き以下」と断じた男の言葉である。浪馬にすれば、最大級の賛辞と思って間違いない。

               ──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の四


🔳文殊

・文殊の戦略を高く評価し、組もうとする。


■文殊の評価

「一度っただけだが、オレはおまえを評価してンぜ。

 軍隊みてーにチームを指揮する奴、初めてだったからヨ。

 それも、人数多かったウチが押されるくれー見事にヨ」

               ──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の二


■文殊を勧誘

「オレは結局、魚々島には勝てんかった。

 その程度の才能ってことや。見切りつける理由には十分やろ」

「そーじゃねェだろ。

 オレにゃわかンぜ? オマエには才能がある。

 単にコマが足りなかっただけだ。魚々島をれる強えコマがヨ」

「そんなコマがあったら、苦労せんわ」 

「あるじゃねーか、目の前にヨ」

 缶チューハイを傾け、浪馬が自分の胸をつつく。


「文殊──オレと組もウぜ。

 オレとオマエで、新しいチームを作るんだヨ」 

               ──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の二


■持久戦に突入

・ナンパ同様、『しつこくしない、あきらめない』。


「オレも当分、バトル三昧の予定だからヨ。

 どうせチーム作ンのは《天覧試合》が終わった後だ。

 それまではコッチにいるし、気長に説得すンのも悪くねェ。

 季節が変わりゃあ、気も変わるだろーしヨ」

               ──【幕間】八百万 浪馬 ー遷客騒人ー 其の四

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