┣人物・烏京【幕間】

🔳性格

■悪口は口撃?

「オレをあんだけ豚呼ばわりしてくれた、おまえとねぇ」

 半笑いの洋に、血相を変える烏京。   

「あれは本意ではない。

 松羽流に伝わる、《弾要らずの飛び道具》として──」

だったって言いたいわけか。

 まあいいけどよ。たいして効かなかったし」

「──面の皮が分厚すぎたか」

「おまえそれ、絶対性格だろ」

                ──【幕間】魚々島 洋  ー千客万来ー 其の五


■メンタルが弱点

「つーか、おまえは毒舌の前にメンタルを鍛えろよ。

 オレ程度の挑発にカッカ来て、よく暗殺者とかやれるな」

「殺し屋を挑発する者など──存在しない」

「なるほど。打たれ弱いのはそれでか」

                ──【幕間】魚々島 洋  ー千客万来ー 其の五


■《神風》への誇り

「──そもそも、そんな連中が《神風》候補なのが異常なのだ」

 不愉快さを隠そうとせず、烏京が吐き捨てる。

 天皇直属の部隊である《神風》の前提は、天皇を頂く祖国への崇敬である。

 治外に居を構え、闇で生計を立てる《輩の末裔》に唯一通底する正義。

 それが《上ナシ》──天皇へのひたむきな忠誠なのだ。

 日本語すら解さぬ者が、《神風》になろうなど言語道断。そう考える烏京の気持ちは、洋にもわからなくはない。

               ──【幕間】魚々島同盟  ー手札交換ー 其の三


■横文字に疎い

「──芋……樽……?」 

「スルーしてやれ烏京。忍者の情けだ」

「──忍者ではないっ」

               ──【幕間】魚々島同盟  ー手札交換ー 其の四


 


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