🔳┳人間関係・たつき



🔳忍野

・関係は不明。

 おしのん呼びする程度に気を許している。


「おしのん?」

「たつき殿……忍野とお呼びください。

 位置情報は運営には隠せませんが、参加者同士の表示は許可制です。

 一方的に位置を知ることは叶いませぬ」

「オッケー、おしのん」

 忍野は何か言いかけ、押し黙った。たつきの物言いは相手を選ばぬらしい。

              ──【開幕】《神風天覧試合》、始まりの儀 其の八


🔳蓮葉

・宮司から畔について教えられている。


 でも、聞いてた畔の印象とは全然違う。

 残虐非道。冷酷無情。人ならぬ魔物。《畔の水妖》。

 宮司さまはそんな風に、《畔》を教えてくれたのに。

                 ──【一幕】魚々島 洋 VS 松羽 烏京 其の三


■決着の約束?

・蓮葉への気持ちは、やや敵対。

 望まぬライバル関係のようだ。巨乳は敵。


 雁那と別れ、預けた荷物を取りに行きかけたたつきは、ふと振り返った。

 視線の先にあるのは蓮葉の長身だ。ようやく洋から離れ、兄妹で話している。OL風のビジネススーツは初めこそ似合って見えたが、今の無邪気な様子を重ねると、コスプレのような違和感がある。

 もっとも、その笑顔は兄専用のものらしい。

 浪馬は言うまでもなく、たつきの呼びかけにも応じなかった。今夜、彼女と言葉を交わせた者が兄以外でいただろうか。眼中に入ってさえいなかったのではないか。

 内向的という程度ではない。どこか壊れて見える。

「あのコと決着をつけて来い……ね。

 ま、いかにもって感じだけど」

 上下に弾む蓮葉の胸を睨みつけ、たつきはその場を後にした。

                 ──【後幕】魚々島 洋 VS 松羽 烏京 其の三


🔳浪馬

漫才相手。わりと小馬鹿にしている。


🔳雁那

親切な相手、程度の印象。

一幕時点では彼女の裏に気が付いていない。


「だよね。いいよ大丈夫。

 京都駅大きかったし、待つ場所あると思う。

 そういうのも、ちょっと楽しそうだし」

「そうか」

「それじゃ、わたしも行くね」

「ああ。またいずれ」   

                 ──【後幕】魚々島 洋 VS 松羽 烏京 其の三

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