吉岡冬色の日常

冬色としきが買ってくる大量のお菓子を、池秋ちあきは楽しみにしている。

毎回、大抵一つは知らない商品に出会えるから。

とても一度に食べきれる量ではないが、決して嫌な顔などしない。


冬色としき宅滞在中に、食べ切れるだけ食べ、持てる限りを持ち帰る。

更に、また来た時に食べる分を池秋ちあき専用お菓子ボックスに保管。


池秋ちあきが使用している3段のカラーボックスには、それぞれの段に最適サイズの収納ボックスを置いてある。

全て同じ色柄だが、2、3段目が衣類用。

一番上の段がお菓子入れだ。


カラーボックスの上にはメイクボックスが置いてあり、化粧水などのスキンケアグッズが入っている。


賞味期限は、池秋ちあきが管理している。

時折。

「これあと1ヶ月くらいで賞味期限が切れるからお兄ちゃん食べて。」

と、手渡ししたり、メッセージや通話で知らせる。


帝事務所には、所員用のおやつ置き場がある。

旅行や出張のお土産は、期限が短いものが多い。

そもそも、わざわざ他の人を思って購入するものだから、直接手渡しする決まり。


おやつ置き場の起源は、冬色としきが不要なお菓子を持ち込んだことにあり。

「ここに置いてよし!でも入るだけね!あと、賞味期限2週間以上あるものだけ!」

と、みかどが設置したもの。

公永きみえは、喜んでお菓子を食べるので、結果的にはよかった。


公永きみえは間食が多い。

食事も一人前はしっかり食べるが細身なのは、活動量が多いからだろう。


余ったお菓子がどこにも収まらず、冬色としきが食べることがある。

そんな時、冬色としきは塩気が多いスナック菓子ならば細かく砕いてサラダにかけ。

クッキーやチョコ菓子に合うようなアイスクリームがあれば、砕いて一緒に。

ビスケットはある程度量があれば、タルト生地として使う。

と、言うようになんらかの調理やアレンジをして、食事や食後のデザートに仕上げる。


旅行の土産など、そのまま食べるようなものがある時にはは、お昼ご飯のデザートとして食べる。


冬色としきは、基本的に間食をしない。

だが、1日三食をデザート付きできちんと摂る。


実家ではおやつの時間があったが、中学の頃にはおやつを食べなくなった。

間食をすると食事の時間にお腹が空かない。


学生の頃には多少なり会話をする学友もいた。

学生時代に限らず、飴やミント菓子など分けようとする者はどこにでも少なからずいる。

冬色としきは、中学の頃には全て断るようにしていた。


健康に気を使う意図もあるが、どちらかと言えば滝行へ行くのに差し障りが出ないよう、基礎体力作りのために運動をしている。

朝にはラジオ体操。

夕食の後には腹筋、背筋、腕立て、スクワットを50回ずつ行う。


冬色としきの1日は。


起床/6:30頃(アラームのセット時刻6:15)

目覚めから15分ほど瞑想したのちに起き上がる。

枕の上に敷いていたタオルを用いて寝巻きの上から乾布摩擦をし終わると、ベッドメイキング。

洗顔などを済ませる。


朝食/7:00〜7:45

パンは食パンばかりでなく、惣菜パンのことも。

食パンならばトースターで焼く。

惣菜パンなら電子レンジまたはオーブントースターを、種類によってどちらかを決めて温める。

パンを焼くか温めている間に、スクランブルエッグ作り。

コーヒーメーカーでコーヒーを淹れ、カウンターに座って食べる。


新聞を読む/〜8:15


ラジオ体操/8:15〜8:30

その後、着替えて一度髪型を整えてから、敢えて髪の毛をボサボサにする。

一度整えておけば、ボサボサにしてもそのあと整えるのは容易だ。

事務所に着いてからきちんと身なりを整える。


帝事務所に到着/8:50〜55


昼休憩/13:30〜15:00

お店で食べることが多く、予算1,100円でデザートが付いているセットを選ぶ。

もし、定食などにデザートが付いていない場合は店での食事ののちコンビニで購入し、事務所に戻って食べる。

土産をデザートにする時は、最初からデザートなしのランチメニューを選ぶ。


あまり気分の浮き沈みがない冬色としきだが、お昼ご飯を食べ損ねると、ほんの少しだけ機嫌が悪くなる。


仕事終了/17:30ごろ

食材が必要な時はスーパーへ。


夕食準備/遅くとも19:00〜

食事の支度を始める。


夕食/20:00〜

21:00には片付けまで終える。


筋力トレーニング/21:00〜

開始前にお風呂にお湯を溜める。

筋力トレーニングにかかる時間はおよそ20分。

使用済みのバスタオルや各所に設置しているハンドタオルを回収して洗濯する。


入浴/21:30ごろ

22:00までに入浴を終える。

使用したバスタオルは浴室扉にかけておく。

ハミガキを済ませ、洗面所のタオルを洗濯カゴに入れる。


前日に乾燥済みの洗濯物を乾燥機から取り出し、畳んで所定の場所へと収め、翌日着る服を出す。


日記を書く/22:15ごろ〜

日記を書いているうちに洗濯機の全自動コースが終了を知らせる。

描き終わり次第、洗濯物を乾燥機に移しスイッチをオン。


就寝/23:00〜23:15頃

ベッドに入った後に瞑想してから23:30ごろ眠りにつく。


冬色としきは大概このような1日を送っている。

仕事が遅い時間までになったり、予定が変わった時には寝る時間を削るのが冬色としきスタイル。

1日にやる事は、よほどのことがない限り妥協しない。


筋トレは最低30回ずつやると決めているため、睡眠を削ってもなお時間が足りず、他にも何かを削る必要があるなら筋力トレーニングの回数から。


休みの日も、出かける前までのスケジュールはほとんど同じ。

違うのは、筋力トレーニングをストレッチのみにする点。


月に一度、禊の滝行に出かける時だけは、前日何時に寝たとしても必ず4時に起床。

この時ばかりは朝食を抜き、白湯を飲んでから出かける。


片道1時間半の電車移動後、山頂まで登山。

途中、必要と感じたらブドウ糖タブレットを摂取する。

登山に相応しい服装で、登山と滝行に必要なものを入れたリュックサックを背負い、水筒には白湯。


山頂では、朝日を浴びながら瞑想15分。

下山途中に滝を管理している寺院へ参り、滝行を済ませ早々に帰宅すると、昼食を準備するのにちょうどよい時刻。

冬色としきはこの時、必ず暖かい蕎麦を食べる。


何も予定のない休日は、起床して朝ごはんを食べて着替ると、ずっと本を読んでいる。


コーヒーを飲むのは昼までと決めており、午後に飲むは白湯だけ。

本を読みながら飲む物も午後ならば白湯だ。


冬色としきにとって、本棚は純粋に本を並べる物。

小物を飾って、洒落た雰囲気を出す気はない。

もし、スペースが余って本が倒れるようなら、本の向きを変える。

CDやDVDさえも置かない。

そもそも、一つも持っていない。

だいたい幅60cm、高さ180cmくらいの、本を収納する為の棚だ。


既に読み終えたが今後何度も読む本は1~3段目。

購入して未読の本は4段目。

読みかけの本は5段目。

一先ず読み終わった本は6段目。

処分する予定の本は、一番下の7段目に保管している。


冬色としきは図書館にも行くが、貸出しはしない。

休みの日に、図書館へ出かけることも。

滞在時間は、その場で読みたい本が見つかると時間の許す限り。

本を買うのは月に一度、滝行へ行く前の週に散髪をするその時だ。


絆師きずなしにとって”切る”という行為は、気を使うもの。

特に、幼少期には注意が必要で、”切る”イメージと絆が重なると不用意に絆を断ち切ってしまう恐れがある。


子供の頃は特に想像力が豊かなので、絆に対してこれを切ったらどうなるのだろう?と、容易に思い描いてしまう。

力の制御をできないうちには、そのイメージだけで実際に絆が切れることがある。


冬色としきは、幼稚園に行かなかった。

幼稚園に行けば、切るという動作にいつ遭遇するかわからない。


小学校入学直前まで髪を伸ばしたままだったから、女の子だと思われたこともある。

冬色としきは、女の子だと思われても嫌な気持ちはしなかった。


髪を切る時までの間に、みかどからの指南書を読み、両親からの説明を何度も繰り返し聞いた。

絆は、断ち切ってはいけないもの。

絆に限らず、切れば元には戻らない。

切ってしまうと危険が及ぶ。


切るという行為が、怖いと思うくらいがちょうど良い。

みかどが両親にそう伝えており、目論見通り冬色としきは小さいころ切るという行為がとても怖かった。

おかげで、一人で髪を切りに行ったのは中学生になってからだ。


本棚には漫画も含まれており、池秋ちあきも時々読む。

一番下の本棚に並んで入れば、持ち帰る事も。


池秋ちあきが泊まりに来ている時は、冬色としきは完全に池秋ちあきに合わせる。

自分のペースを守るために何かを求めたりはしない。


とはいえ、遅くとも1時には寝る池秋ちあき

こたつで寝てしまった時には、コタツ側を動かしてベッドに寝かせる。


冬色としきのベッドはコンパクトな2段タイプ。

ベッドの下に、一回り小さいキャスター付きのローベッドが収納されている。

池秋ちあきが泊まりに来ると、こたつテーブルを避け、下のベッドを引き出して使用する。


そもそも冬色としきの家に泊まりに来るのは池秋ちあきだけ。

両親は、高校入学と同時に家を出て以降は冬色としきに対して全く干渉しない。

冬色としきがベッドを購入する時、これなら池秋ちあきがきた時に便利だからと即決した。


池秋ちあきがデザートを食べている間に、風呂の追い焚きボタンを押しておき筋力トレーニングをする。


冬色としきの部屋は風呂トイレが別になっており、トイレから出た時にはキッチンで手を洗う方が便利な作り。

風呂場と脱衣所、洗面所、洗濯機置き場が一つの部屋としてまとめられている形。

冬色としきはいつも洗顔やハミガキを洗面所で行う。


池秋ちあき、筋トレが終わったらお風呂に入るからね。」


風呂に入っている間は、洗濯機や洗面所を使えなくなる。

風呂を出る頃には1時を過ぎるだろう。


「うん。今日は歯ブラシ持ってるから、キッチンで磨く。」


デザートはほぼ食べ終わっている。

あとは乾燥機の中に入っている乾いた洗濯物を回収するくらいか。


「洗濯物取るなら今のうち。」


池秋ちあきは、食事の途中に洗濯物を乾燥機に移して乾燥をスタートさせていた。

冬色としきがコンビニに行っている間は食器を片付けて洗うのだけで精一杯だったから、乾燥された衣類が乾燥機に入ったままだ。


「洗濯物は朝やる。」


そう言って池秋ちあきはプリンとバニラアイスの容器を片付ける。

おおむね冬色としきの生活パターンは把握しているから、出かけるまでには片付け終わるだろう。


「明日は、制服を着て帰るの?」


(学校が休みの朝に、制服を着て歩くのは大丈夫なのかな?)


「一応、私服は持ってきてる。

私服の方が良いかな?」


池秋ちあきは、制服が皺になる事を気にしている。


「うーん…気にしないのが一番なのかな。」


土曜日も授業をやっている高校はあるし、休みの日に制服を着てはいけないというわけでもない。

池秋ちあきの学校が休みの日だと知っている誰かが、学校へ向かうような時間帯に家へ帰る様子を見たら変な噂が立つのではないか。

冬色としきはそんな風に考えていた。

さすがにそれは考えすぎなのかもしれない。


「そうする。」


これまでも、制服で遊びに来ることはあったのだ。

逆に知らない人から見れば、冬色としきが女子高生を連れ込んだと思っている人もいるかもしれない。


自分の事であれば気にならないのに、妹の事となると過剰に心配してしまう。

冬色としきは自覚があるため、なるべく一度冷静に考え直すよう努めている。


池秋ちあきが来ている時には、日記を書かない。

そして、池秋ちあきが帰った日の夜に書くのは決まって池秋ちあきの事ばかり。

いつもの日記より長くなり、池秋ちあきが食べたものや話した内容などを記録している。

かわいい表情や仕草は脳裏に焼き付けて噛みしめるから、写真は撮らない。


ソーシャルメディアのアカウントを所持していない冬色としきは普段から写真を撮らない。

贅沢な食事に出かける事は滅多にないから、撮るにしたって自分の料理くらいだ。

食べるために作っているのだから、撮影は不要。


全く本当に趣味らしい趣味がなくお金のかけどころがないから、その分家賃は高くても良かった。


冬色としきは、大学時代に教わった教授から時折文書作成の手伝いを頼まれることがあり、時間があれば引き受ける。

手伝えばバイト代がもらえた。


また、公苑くおん経由でみかどが受けた依頼を代行した時に、帝事務所の臨時ボーナスとして給料と共に支給される。

毎月最低でも28万円の収入だ。


成人するまでは親が面倒を見るもの、と金銭面では20歳になる大学2年時まで全面的に両親が負担。

高校時代のアルバイトで稼いだ分は、大学3~4年の学費に使うように言われていた。

19歳までは毎年両親や親せきばかりでなく、桃院とうのいん家からもお年玉をもらっていた。

などの理由から、大学3年時には卒業までの学費を払っても余るほどの貯蓄が冬色としきの手元にあった。


大学3年に上がると同時に一人暮らしをすると決めた時、初期費用は両親や親せき一同が負担してくれる事になった。

大学3~4年時の学費+念の為30万円を残しておくことにして、仮に大学3~4年の2年間に家賃を支払う場合。

単純に24分割して、1か月の家賃がいくらまでなら問題ないのかを導き出した結果、少し安く見積もって7万5千円までなら可能と判明した。


そうして物件を探し、今の部屋を契約。

生活に必要な家具家電の代金を考慮に入れていなかったものの、念の為と残していた30万円を予算として一式揃えた。


元より、大学3~4年時にもバイトを続けることを前提として導き出した目安の家賃だ。

水道光熱費や食費など、月々の出費は家賃以外にもかかると承知の上。

実際、大学在学中も余裕を持って暮らしていた。


大学卒業後すぐに帝事務所に就職した冬色としき

一人暮らしの初期費用や家賃を負担してもらっていたから、大学の卒業祝いと就職祝いは丁重に断った。


池秋ちあきの高校入学を機に、実家への仕送りを始めたが今でもそれなりの貯蓄がある。

言うまでもないが、池秋ちあきにはいくら使っても惜しくない。


風呂を出ると、池秋ちあきは既に自分でベッドを出して寝ていた。

冬色としきは、ドライヤーを洗面所のコンセントにさし、ダイニングとの境にある扉を閉める。

努めて池秋ちあきを起こさぬよう、髪を乾かした。


引き続きハミガキをしてから洗面症を後にする。

なるべく静かに次の日着る服の準備を済ませ、就寝した。


翌朝

池秋ちあき冬色としきがセットしていたアラームで目覚めると、すぐに起き上がり洗濯物を回収した。

冬色としきは瞑想してから起き上がるから、なるべく静かに。

その後も、挨拶に応えただけで黙々と帰り支度を続けた。


池秋ちあき、朝ごはん出来たよ。」


朝ごはんを食べるか否かは、昨夜確認済みだ。


「はーい。

お兄ちゃん、ありがとう。

いただきます。」


今日の朝食は、トースト、スクランブルエッグ、コーヒー。

池秋ちあきは年中冷たい飲み物を飲むから、昨晩に続きペットボトルに入ったお茶を用意した。


「甘いの飲む?」


(食後にチョコアイスを食べるなら、いらないかな。)


「あとでアイス食べるからお茶で大丈夫。」


「うん、わかった。」


冬色としきの習慣は刷り込まれている。

時計を見なくとも感覚で大抵あっているから、いつもはあまり時計を見ない。

だが、池秋ちあきが居る時には感覚が狂う自覚があり、頻繁に時計を見るようになる。


時計はカウンターに卓上のデジタル電波時計。

洗面所とトイレの壁には壁掛けのデジタル時計。

8帖の部屋にはシンプルな壁掛けアナログ時計を設置してある。


部屋のスペアキーは、池秋ちあきには渡していない。

冬色としきが渡そうとしたことはあるのだが、池秋ちあきが断った。


「いつでも好きに来られたら、そのうちここに住んじゃう。

しかも太っちゃう。」


実家でも、特に咎められることはない。

「太るんじゃない?」とか「まだ食べるの?」などとも、言われることはない。

両親も大分甘い。

だからこそ、自己責任と思う。

少しくらい太るのは気にしていないが、太りすぎるのは避けたいと考えている。


けれども、兄にはつい甘えてしまう。

むしろ、少し甘えたい時にこそ、兄のところを訪ねている。

だから。


「たまに来るくらいがちょうどいいの。」


(いつでも自由に来てほしいし、それこそ住んでくれてもいいんだけどなぁ。)


いつも出掛ける時間より少し早めに、二人揃って家を出て、冬色としきは駅まで池秋ちあきを送り届けた。


池秋ちあきは日曜日まで続けて休みだから、日曜日の夕方まで滞在しても構わないのだが、そうしないのには理由がある。


以前、金曜日の夜から日曜日いっぱいまで滞在すると言ったら、冬色としきは土曜日に滅多に取らない休みを取った。

それも忙しい時に、半ば押し切る形で。


有給休暇は当然の権利だし、いつ取るかも自由。

体調不良で休み事もあるのだから、私用で突如休んでも良いはずなのだが、現状として社会常識はそのようにできていない。


みかどは大して気にも留めず、公永きみえも同じく。

帝事務所だから許された。

問題にはならなかったからよかったけれど、そう何回も自分が原因で同じような事をして万が一にも兄の立場が悪くなるのは困る。

池秋ちあきが出勤準備を邪魔しないよう静かにしていたのは、遅刻を防ぐため。


池秋ちあきがいれば、冬色としきは休みをとりたがる。

それで、万が一休みが取れなかったら、冬色としきは心ここに在らずの状態で1日仕事をすることになるだろう。

そう考えると、土曜日に滞在するのは避けた方が良い。


「お兄ちゃん、お仕事頑張ってね。」


「うん。

気を付けて帰るんだよ。」


冬色としきは後ろ髪を引かれつつ、帝事務所へと向かった。

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