第4話

学生、教職員、市役所職員と全員の自己紹介を終え、

例年の資料に目を通しながら司会の指示に耳を傾ける


顔合わせの時間も終わりに近づいた頃、

「下見に行く前に学生リーダーを決めよう」と言った


私は”大学ではあまり目立たず過ごしたい”と思っていたため

「誰も立候補しなくて長引きそうなら考えよう」

と考えていた


案の定誰も立候補するものはいなかった


なんなら、私と高校時代から一緒の友人2人に至っては

私の方を見て”鈴音やりなよ”と目で訴えてきた


そして、私は渋々立候補した

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