第4話
「バカね。そんな誘いに私が乗るわけないでしょう」
「なっ...!俺とデートまがいなことができないだと…!?」
「文化祭当日は、私、できるだけ山吹君のそばにいるわ」
ざわざわ…
「おい聞いたか!?春川のやつ何を好き好んで山吹のそばに!?」
「まさか、春川のやつ、山吹に気があるとか!?」
教室内が嫌な感じにざわめき出した。
それもそのはず、俺に対して男子クラスメイトの視線が痛いほど突き刺さり
俺の胸がそのストレスできゅうっと締め付けられるように痛みだしたのだ。
「春川、
おまえ、何言ってやがるっ!?」
藤島君が思わず春川の前まで来て、肩に手を置いた。
その後。
教室内の空気がまたしてもぴりりとすることになる。
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