第2話

俺の名前は山吹シンジ。今、高校一年生。

現在、俺のクラス、一年一組は文化祭の出し物の話し合いに少なからず苦労していた。

案は出ているが、なかなか決まらない。

そんな状況にヤンキーがキレた。

「俺さ、文化祭の日は友達とゲーセンめ遊びたいんだよね。クラスの出し物なんか、ほっといて楽できるやつがいいっていうか、、」


「準備もそんなにかかんないやつなら、

誰かひとりに押し付けちゃえばいいんじゃねーかって思ってんだよね」


ヤンキーの藤島くんがそこまで言いかけたところで、藤島くんは背後を振り返り、俺とばちっと目があった。


そして、続けて言うことには。


「「占いの館」とか

どうかな?山吹ひとりに無料で占いをさせて、クラスのみんなはどっか遊び歩いていればいいと思うんだケド、どうだろう?」


「は?」


眠たかった俺は頑張って顔を上げた。


何を言ってんだ、クソヤンキー。

って心の中で毒づいた。

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