第52話 財布

おいら、財布。

駅の前で売られてた皮っぽい財布。

世間では安物って言われるけど、意外と多機能。

お札も入るし小銭も入る。

しかもカードも5枚はいるよ。

しかもしかも、カードは段々になってて取り出しやすい。

で、二つ折りになるから、コンパクト。

ぶ厚いなんていわないでね。厚い。ってことは、いっぱい入ってるってことだからね。

お札入れと小銭入れと二つ持ってる人いるけど、おいらなら一つでいけるよ。

最近電子マネー?ってのがあるけど、そうそう。

スマホをお店のなんか変な箱にかざして、ピっってするやつ。

小銭がかさばらないとか。便利だとか・・・。

ダメーーー!!

あんなのじゃ、お金の大切さがわかんなくなっちゃうからね。

一生懸命働いて、お給料もらって。

大切なお金なんだから大事に使わないと。

おいらだと、げ。なくなってきた。倹約しないと。とか、わかりやすいからね。

おいらのご主人様はサラリーマン。ほぼ現金主義。

ほぼってのは、一枚だけクレジットカードは持ってる。

なんか、銀行のキャッシュカードと一緒になったやつ。

あとはポンタと楽天ポイントカード。

クレジットカードはホントに使ってないけど、楽天ポイントカードはよく使ってる。

ポンタカードは、ゲオってとこのらしいけど、あんまり使ってないなあ。

なんたらPAYとかは興味なし。

お金の大切さがちゃんとわかってる優等生さ。

ただ、ご主人様。

小銭がたまっておいらがパンパンになったら、

ダイソーいってよくわからないもの握りしめて

無人精算機で一気に使うの、はずかしいからやめようよね。

セブンイレブンもたまに使おうよ。10円11枚なら、

まだ理性がたもてるよ?コーヒーでも飲んでさ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る