第46話 電卓
おいら、電卓
本名は、電子式卓上計算機。っていうんだ。
なんかすごい機械っぽい?
今は、電卓。が、なじんでるかな。
おいらの祖先は、20kgぐらいのでっかいやつだったらしい。
んで技術革新?今ではちっさくなるどころか、ある機械のほんの一部の機能にまでなっちゃった。
おいらは500円。使いやすい電卓だよ。ソーラーもついてるけど、電池入れてね。
関数とかできる電卓もあるらしいけど、それってただのマニアだよね?
おいらのご主人様はおかあさん。
そう、家計簿を付けているのだ。
そのノートの横でポチポチされてるのです。
おかあさん。なんか几帳面でレシートはちゃんともらって持って帰ってる。
で、毎晩夜においらをポチポチしてる。
器用においらを左手でポチポチ。
右手にはボールペン。
あいつもなんだかんだと、お母さん。と付き合い長いよな。
大体ポチポチが終わるころに、お父さんが帰ってくる。
ちょっと偉そうにね。
でもそこはお母さん。ちゃんとお迎えしてるね。
で、ごはん食べさして、お風呂。
で、お父さんがお風呂に入ったらお母さんがボソッと一言
亭主元気で留守がいい。
お母さん。急な出費とかで家計が、計算通りにいかない時あるけど、
お父さんはお母さんの計算通りだね!
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