第18話 目覚まし時計

おいら、目覚まし時計。

SEIKOだぜ?

目覚めばっちり。ナイスなチャイム。

スヌーズ機能つきだぜ。

電波で時間もばっちりだぜ。

しかもちょっと姑息。

横のスイッチいじらないと、鳴りつづけるぜ。

おいらのご主人様は小学5年の男の子。

朝は、つらいお年頃。

特に今は寒いし起きづらい。

お母さん。困り困って「ドラえもん目覚まし」からおいらにバトンタッチ。

っていってもピンチヒッターかな?

前は、おかあさんの枕元が定位置だったんだ。

目覚まし機能は、まあ、使わなかったけどね。

まあ、おいらの実力に震えてくれよ。

よし。明日6時45分だな。

その頃は暗いけど、寒いけど、まあ、まかせとけ。

・・・で。・・・

ピピピピ

ピピピピ

ん?起きないな。さあ、これから大きくなるぜ。

ピピピピ!!

ピピピピ!!

動き出したな?ご主人様。

とどめだ!

ピピピピ!!!!

・・・バンっ・・・

痛。スヌーズたたきやがった。負けないぜ。

ピピピピ!!!!!

ん~~~・・・バンっ・・・

痛。くそ。MAXだ!

ピピピピ!!!!!!!

ん?おいらを掴んで?

布団の中に??

ピピピピ。

布団で音消しやがった。

しょうがない。

一緒に寝るか。ご主人様。

ピピピピがzzzzか。。。おやすみ。

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