第5話 とうもろこしの詩

君は小豆ちゃんとお友達なんだね。

あの売り場に並んでいるとは不思議だよ。

かぴかぴに乾燥した君はまるで疲れ切ったように見える。


でもフライパンの中にある塩バターの海で君はポップに踊りだす。

元気百倍、天井を突き破るかのごとく、軽やかに。

爆竹のようで、鼓笛隊のような君のBGM。


黄色の衣装がいつの間にか純白さ。

なにが君にそうさせたのか、まるで映画館でみた君と同じものだよ。

家でも会えるんだね。



それで君が美味しくなったのなら 僕は幸せさ

何が出来たかわかるかな? 明智くん

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