第2話 ほうれん草の詩

ごまを炒って、すり鉢でなでてあげよう


砂糖くんと醤油くんもいつも一緒さ


そして、ほうれん草がひとっ風呂浴びるのをそこで待とう


ほうれん草くんを丁寧に洗ってあげよう


まな板の上で ファッショナブルにカットしよう


君は熱めの湯船でしなやかになるが良い


そこでザルにうつって湯切りをしてあげよう


湯上がりを楽しむが良い


上からごまの砂糖醤油たれが優しく君を包んでくれるさ


ほら寂しくなんかないだろう


これで君が美味しくなったのなら 僕は幸せさ


何が出来たかわかるかな? 明智くん


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る