応援コメント

一つの決着 その7」への応援コメント

  • ごきげんよう、ユミルお姉様の怒りも哀しみも、ミレイユさんの一種の諦観も、ルヴァイルさんやインギェムの後悔も、全部理解できるだけに、振り上げた拳の行き場が虚しくてたまりませんね。確かに大神が全ての悲しみの根源にも思えます。
    結局、詐称の神々にしても、ミレイユさんにしたって、誰もが「なんで自分がこんな目に」と言う絶望からの逃避、それ自体はひとりの命あるものにとっては当然回避したくなる思いからくる行動なのがいっそう救いがありませんよね。
    ただ、その行動の過程で、他者を犠牲にすることを是としたのか否か、それだけの違いで。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうでなんですよね。ミレイユからすると、八神は許し難い仇敵として映るのですが、果たしてそれのみに恨みを向けてよいものか、と考えてもしまいます。
    彼らに咎があったのは間違いないとして、しかし、大神にも咎が無かったとは言えない訳でして……。
    その八神からしても、根底にあったのは死にたくない、という一念からでした。
    しかし、他社を犠牲にする前提で策を練った時点で、恨みを買う事も確実でした。綻びが生まれるとしたら、それを実行した瞬間からだったでしょう。
    今の事態を避けられなかった結果とも言えます。
    諸悪の根源は、と思わずにいられなかったでしょうね。