黄昏

うす桃色の花に差す、ソバカスに似た斑点を恥ずかしがるように、朝陽を浴びた白露錦はくろにしきが、緩やかにその身を揺らしています。


こぼれる陽を受けようと、丸く大きく、どこかユーモラスなアリウムミレニアムが背伸びをしているその横で、エンジェルヘアーの細い葉が、ふんわりと膨らみました。


『天使の髪』の周りでは、南からの陽光を待ち望むカンパニュラ・アルペンブルーの蒼い絨毯が、朝露に濡れたまま、少しばかり震えている様子です。


リクライニングに身をまかせ、葉先の白い芝生に目をやると、今年二度目のつくしが芽を出していたんですよ。



目蓋を照らす春の陽が暖かい



秋に見頃の、ふわふわ長めの花穂が美しいカラマグロスティスの隣に、アスチルベでも植えましょうか。赤がいいですか、それとも黄色ですか?



天国のあなたと話しているうちに


何時の間にやらまた

眠ってしまったようです




・・・


参考音源

スコーピオンズ

「meybe I meybe you」

https://youtu.be/8zmVsA9_0ts



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