第1章(序章)絶望の果て

第1章(序章)プロローグ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 私は、タント王国のアシムビナッフィットだ。古代史が専門の歴史学者で、一応、この道においては第一人者と言われておる。

 これまでの功績が認められ、今は、王立博物館の館長をしているが、業務のかたわら、これまで研究してきた成果を後世に伝えるため、書物にまとめておるところだ。

 

 今は、SNSにより何でもできる時代になったが、実は、いにしえの遥か昔のほうが、超人的な騎士や魔法使いが群雄割拠しておったから、ある意味、今より凄い時代なのだと思う。


 にわかには信じがたいと思うが、本当のことなんだよ。


 そんな時代に、イースという魔法使いがおった。

 今では、神のように崇められているから、皆んな知っておるだろう。

 そう、あのイースのことだ。


 実は、彼は、国王や、魔王にまで恐れられ、周りからは魔神と呼ばれていたんだ。イースに悪のイメージがあるなんて驚いただろ。


 しかし、そんな彼にも弱々しい少年時代があったんだ。

 その時のことを、古文書より書き写してみた。

 興味があったら、読んでみてくれ。



 タント王国 王立博物館 

  館長 アシムビナフィット


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る