第8話 ここまでの悪猫は・・・
えーーー!?私たち悪役令嬢に生まれ変わってるーーー!!
第一王子の誕生日パーティで出会った私たち、イザベル、ヴィオレッタ、エリーゼ、オリビアの4人は自分たちが悪役令嬢だって事に気づいた。
そんなの嫌だ。
だって思い出した途端、悲しかったんだもの。
彼の事が好きだった。
彼の隣りに立ちたくて一生懸命努力したわ。
勉強も礼儀作法も、学園に入学してからは常に上位成績者になれるように必死だった。
なのに、なんで?どうして?
元庶民だった聖女様。
確かに彼女は凄いわ。元庶民から聖女になるために結界修復の為に努力してた。
けれど、でも、彼女の努力は認められて私たちの努力はどうして認められないの?
なんで?
なんで?
なんでなのよ!!
あんな悲しい思いは二度としたくない。
婚約者になんてなりたくない。
なのになんで彼らはまた私達を求めるの?
嫌なのに。
もう好きになんてなりたくないのに・・・
バルコニーから月を眺め涙を一筋零すイザベルはまるで一枚の絵画のように美しい。
婚約者と親睦を深める月一回のお茶会。
たまに行われる王子と側近達との合同お茶会。
それぞれの誕生日パーティ。
贈られた花やブローチ。
送られてくる手紙。
微笑み合う少年少女達。
温かく見守る大人達。
なんてことが、あったような無かったような無かったような(大事なことなので以下略)二年間。
いよいよ、婚約者生活三年目始まります!
婚約者生活も三年目
少年達は見つめ、迷い、戸惑う。
少女の心を手に入れたい少年達がとった行動とは一体!?
少女の瞳に映るのは誰?
次回
『覚醒』
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