第23話 2024年2月、左脳脳溢血
月初プロフィール(2月):
大晦日の夜に左脳脳溢血が起こりました。
言葉が話せなくなったのです。
皆さんは話せない状態を想像できますか。
今日はそれを話しましよう。
言語での発音は2段階になっていると思います。
考える場所と発音する場所です。
考える場所では意思が発音する言葉を考えます。
その言葉をシフトレジスターのような装置に順番に埋め込みます。
例えば「はなせない」と順番に埋め込みます。
シフトレジスターのメモリーはスライド移動し発声器部分でシフトレジスターに指定された言葉を喉で音に出して言葉を発するのです。
ところが左脳脳溢血ではシフトレジスターに指定された言葉を選択して出すことができなくなるのです。
最初の「は」を選択しなければならないところを「け」と発音してしまうのです。
例えば「うくすつぬふむゆるう」と発音しようとすると「うくすつぬほもよろを」と言ってしまうのです。
ですから相手に返事をしても正しく発音できなくなり、意思を伝えることができなくなります。
相手の言葉は正確に聞こえます。
同じような左脳内出血が2013年に起こりました。
そんな経験があったので今回は最初にメモ帳を探して「話せない」と書くことができました。
もう一つの体験を述べます。
自宅の玄関には「古城」の詩が飾ってあります。
「松風騒ぐ丘の上」と読むことはできました。
でも最初の「まつかぜ」と発音するのができませんでした。
「のみがみ」のような意味が通らないことばが出てしまいます。
特に「さしすせそ」系統が違う言葉になってしまうようです。
日本語の語数は同じでした。
不思議なことに2013年の時は「no problem」と何度も言ったそうです。
日本語は話せなかったのに英語は話せた?。
医者は「日常で英語を話しますか。」と妻に聞いたそうです。
私は日常会話で英語は使いません。
当時は毎朝大学院生(中国人婦人)と半時間ほど英語で話していたせいかもしれません。
お分かりになりましたか。
これが私が話せなくなった時の状況です。
皆さんは話せなくなったと思ったら1、2、3、4・・・と10まで声を出して言ってください。
言えなくなっていたらメモ帳と筆記用具を探してください。
話せなくなっても文字は正確に書くことができます。
でも左脳脳溢血の状況が進むと記憶はできなくなります。
私は大学病院に行って待機中に以後の記憶が途絶えました。
2013年の時にも診察室に入って以後は記憶がありません。
(2024.2.1)
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