#271 先生と生徒
「先生、ぼく」
「言わなくていい。先生はわかってるから」
「先生」
「だからなにも言うなって。お前の気持ちは嬉しい。けど俺とお前は、先生と生徒だ。だからな──」
「あの。ズボンのチャックが開いてます」
「──そうかそうか開いてたかマジ? やっべ教えてくれてありがとうな! はははははははは! あ、わかってたからな。わかった上で俺はあんな言い回しをしてたんだからなー」
「あと、好きです。付き合ってください」
「くそっ! チャック開いてねぇじゃねぇかお前俺が言わせたくないの知ってて嘘ついたな!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます