第2章 仰げ、嘆きのための魂の器

神託

 暗闇の内に蹲るものよ。

 嘆きを焚べ、怒りを燃やすものたちよ。

 その炎に身を投げ入れ、己が魂を捧げるがいい。

 さすればその魂に油が注がれ、

 内なる全てが満たされるだろう。

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