〜あらすじより〜
結婚式を1ヶ月後に控えた学院卒業パーティーの直前、フェリシアは全裸で睦み合う自分の婚約者ラッセルと友人のロザリーに遭遇してしまい、婚約者に婚約破棄を突きつけられる。
有責で婚約を解消したフェリシアだったが、パーティー会場では彼女は【寝取ら令嬢】やら【真実の愛の間に立ち塞がる悪役令嬢】やらと、流行りに踊らされた人々によって面白おかしく囃し立てられていた。
居場所を無くしたフェリシアは、会場から出ていく際に【首輪の落とし物】を拾い、通りすがった【美しき氷の騎士団長】として有名なロイ・ラゼルディア騎士団長に手渡す。
その瞬間、彼の首には首輪、そしてフェリシアの腕にはベルトが装着され、2人は魔法の鎖で繋がってしまった。
宮廷魔術師テトが他の解除法を探す間、2人はロイの家である公爵家で一緒の部屋で暮らすことに……。
フェリシアもロイも、お互いが初恋同士であることを知らずに、話は進んでいきます。
お互いがお互いのことを意識しすぎて、誤解されたくない気持ちだったり、大切にしたいという気持ちがダダ漏れしているところが、とても初々しくて、読んでいて楽しいです。
なにをするにも一緒にいなければならないというのは大変そうですが、ふたりにはご褒美のようにも思えますね。
ロイの邸の使用人たちも個性的で、これからどんな風に絡んでくるのか、こちらも気になるところです。
果たしてふたりの魔法の鎖は解けるのか・・・。
誰でも楽しく読める作品だと思います。気になる方はぜひ読んでみて下さい!