悪魔だった女
saito sekai
納得の結末?
とあるバーでの話。女が一人飲んでいる。其処へ一人の男が近づいて「一杯奢らせて下さい」と誘った。そして男は彼女と自分のカクテルを注文して「とても魅力的なあなたに」と乾杯。そして飲み干したが、それは何故か、余りにも苦いカクテルで、男は悶絶して顔が歪み、口説くどころじゃなくなった。女はなに食わぬ顔をして同じものを飲み、「じゃあね」と帰ってしまった。男の顔はどんどん歪んでゆく…
男はそれ以来、別人として生きることになった。目は鼻の位置に同列となり、口は頬にずれている。眉は耳の際になったのだ。
実は女は自称魔法使いで、バーテンは彼女が飼っているハムスターだった。
ハムスターは聞く。「何で、そんな魔法使ったんだい?」
「私は実は魔法使いじゃない、悪魔だったのよ」「なるほど…目から鱗が落ちたよ」とハムスターは納得するのだった。
悪魔だった女 saito sekai @saitosekai
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