087 葉月を言の葉月と思い出せるよう…
◆2023年8月28日
泣きと愚痴だけで過ごし来てたぐうたら婆さんなり改心したく、今月の終わりかけはカクヨム共に専念してました。今更変われないなり、少しでも変わりたくて──。
八月は葉月。葉落ち月の略だそうですが、ほんとね。窓際の早咲河津桜は今朝も黄葉がさらに目立ち、落葉で枝々の間もずいぶんと透けてきた。
まだまだ日中の外仕事は御免なのに、やはり秋はとっくに忍び寄ってたから。
来年の今ころもまだこんなだろうか……。
…………それはもう
自嘲して暮らすのにほとほと飽きだしジタバタしだしての一環に、昨夜は下記公開しました。
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海月山の夜はすでに、秋虫のすだきで真闇が充満しています
ボロロプレハブの四方は窓を開け放ちっぱなし
脳髄に刺さってくる、さまざまな金属音ともつかない虫たちの重奏音──
一山中、夜そのものが震撼しやまないでいるほどな
唯一の灯りとなる卓上スタンドに誘われ、数日前からは新客も現れました
全身が美しい早緑色した、キリギリスの仲間でも細長い胴体の馬追いです
その仲間が二、三匹、すばらしい跳躍力を誇示して私の周りを飛び跳ねほうだい
私はスマホのテザリング機能を利用してパソコンをネットに繋いでるのですが、このところ電波状況芳しくなく、受信不能が断続 それをからかうごとく、しばらくはパソコンのデスクトップで一休みしたりなんかも
で、電波が切断されてる手持ちぶさたに、無作法者を証拠撮りしました。カクヨムの状況ノートに画像添付してやるって
そして今日、撮ったのを加工してたら、写ってたデスクトップ上の「インターネットにアクセスできません」の文字に詩心を呼び覚まされ、
【月に・・・アクセスできません】の言葉がひらめいた
替わって、馬追いがネットどころか月へまでもアクセスに鳴きだす情景を想い──
でも実は私は虫好きとはいえないので、この馬追いがどんな鳴きで発信しだすかは想像できない
鳴き声からスイッチョと呼ばれる林の馬追い、ジーッチョ、ジーッチョと鳴く畑の馬追いなどは背に茶色い箇所があったけど、現れた彼らは全身がもう早緑一色のみ
そしてまだ鳴くのは一度も聞いてないしで
でもね、……だからかえって、想像がふくらみはしたんでした
その月は今夜、満月から少し欠けた十三夜です
そして……私は…何を虫に託して呼びかけたいんだろう
🔷触発された画像は下記に貼りつけてます
https://kakuyomu.jp/users/medusaion/news/16817330662710488013
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早く外仕事に向けて精出したくなるよう、私だってとっくに秋を待ちかねてる。
本当はカクヨムだのなんだのより、この海月山こそが大事なんだもの。
今年の葉月とは、その確かな再確認、再起のためのうだる季節でもあったけど。
だからきっと月へ呼びかけたいのは、
一日でも月のめぐりを早めてくださいって他力本願よね。きっとね。
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