027 春の花木が次々とーー

  ◆2023年3月20日

桜便りがちらほら聴こえるようになり、海月山は一気に春の装いとなってます。

気鬱でホロロプレハブにこもってる私を、どやす勢いで。


山桜を除き、とうとう全ての桜も咲いちゃいました。すでに散ったのも入れたら、5種もね。他の花木ごと、開花ラッシュになりだしてる。



今年はまるで一気に春が爆発する北国並み。季節も2週間は早く、地球規模の温暖化を実感するばかり。それは山の生き物たちも体感してるようで、ウグイスのさえずりだって繁くなりました。





私の気鬱は、難問をずうっと抱えてるため。金さえありゃあ、チョチヨイのチョイと片付けられることなれど、私には腹の調子さえ狂わせちまう難題で、貧乏自慢ネタにさえできずにいるのです。他にもあるのですが、それはまたいずれ。



艱難かんなんの時、昔から私はオコモリ=自閉しちまうだけでした。無力感をごまかすため只々事態から目をそらし、つまり頭隠して尻隠さずやり過ごすだけでし。そしてそんな毎度の敵前逃亡が、今の山頂ポツン暮らしの不安定さを増幅させてる。


けれどそれでもなんとかこの海月山で好きほうだい、空に海も一人占めもできてる。

 

幸いにも今朝も、この日記を綴ろう気力だってかろうじて残ってて──。


聴こえるヘタクソな鶯のさえずり。あれでも日に々にうまくなってる季節となりました。全山の花木も草花も、いよよ爛漫の競演となりゆくでしょう。

 

こんな私だってどうにか三月を過ごせてる。ならば四月だって一息つけなくもない?



こわばるだけだった躰が明るむ日ざしにいつかしらほぐれてた午前。

待ちかねてた春は傍らのクッションにも、もう座しているかもしれないのです。。






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