ごめんね…
姫乃華奈
第1話
ごめんねが口癖で
気が付けばいつもごめんね
いつから謝ってばかりになったんだろう
悪いと思っていなくても
感謝していても
いつもごめんね
少しでも多く謝ろうとしている
そんな私を君はどう見ているのかな?
いつも謝る必要ないよって教えてくれる
その顔は少し悲しげ
ごめんねが口癖で
それを言わないと気が済まない程
申し訳ない気持ちでいっぱいになる
なんで?
誰かの気を悪くしたかもしれない
誰かを喜ばせたかもしれない
でもどんな時もまずごめんね
ごめんねが口癖で
それを言わないとなんか変な感じ
きっと子供の頃に何かあったのかもしれない
けれど今じゃそれも思い出せない
小さい頃についたトラウマは
忘れても忘れ切れず
心の奥にこびりついている
ごめんねが口癖のトラウマが
ごめんね… 姫乃華奈 @hime837
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます