152 同居人が目覚める季節

 こんにちは。


 とうとうこの時期がやってきてしまいました。

 夏の始まりの風物詩。アレです。早朝の蜂です。早朝のエアコンから蜂です。ドロバチです。


 今朝、蜂の羽音で起こされました……

 なぜか、去年から一旦蜂を落ち着いて認識するために、透明のテープを風の吹き出し口に貼ってあるのに、今日は普通に部屋の中にいてました……。去年は最後の二匹とも一応はその中で待機していてくれていたのに。一体どこから出たんだろう。


 まぁね、めちゃくちゃ大人しい蜂なので、別に良いんですよ?でも、もし私が寝ぼけて動いたところに蜂がいたりしたら……普通にさされますよね……。まぁ毎年、この恒例行事があり、刺されたことが無いのだから大丈夫な気もしますが、万が一がある。


 本当は冬の内にエアコンを取ってもらうつもりにしていたんですよ。11月に入ると親蜂は巣には寄り付かなくなるそうで、安全に工事することが出来る。春になるまでには……と思っていたら、色んなことがあって。なんせ、工事するの父親なので。入院していましたからね……


 そういう運命だったのでしょう。だから、今年も付き合いますよ。一日一匹です。基本的には。生まれない日もたまにありますが。

 明日は生れないといいなぁ。JRも景観運休を発表するほどの、大雨予報ですからね。

 生まれてすぐに大雨の中に逃がすのは心が痛い。蜂からしたら平気なのかもしれないけれど、それでも、生まれてすぐの環境がそれって、どれだけ過酷なのか。

 神さま、明日は蜂が生まれないようにお願いします。家で生まれた子なので、辛い目にはあって欲しくない。出来れば、最後まで生き延びて秋に卵を産んでほしい。もう家には産まないでほしいけれど……新しい新天地でお願いしたいけれど。


 それでも不思議なもんで、なんだか蜂がいるのが、当たり前に感じると言うか、仲間意識が出来ているというか……。私はきっとチョロい側の人間なのでしょう。それも全部、縁なんだから仕方がない。縁で繋がって私のそばで生まれたのなら、幸せになって欲しいと思うのは、生きとし生けるもの、全部一緒ですよ。

 

 早朝に起こすのだけは、どうにか遠慮してほしいのだけれど……

 しばらくは私は重度の寝不足生活ですね……あーあ。



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